ヒッチハイク記11 大阪滞在その2 | 心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

「”物理学的”心理学」を習得し、数々の悩みを素早く解決し、多くの人生を劇的に良い方向へと導いてきた心理のプロフェッショナル。

3月2日~6日 ヒッチハイク32~36日目

3月1日に大阪に戻り、3月2日~6日までは実家に行ったり、友達の家に遊びに行ったりと、ダラダラと過ごした。

正直、この2日から6日の間は現実逃避していた。

東京に帰ってから何しようかを考えていた。

前回のヒッチハイクの旅で大阪に来ていた時、中井さん(http://growheart.livedoor.biz/ )に連れられて兵庫県のとある宝石屋さんに行った。

実は私、宝石屋さんになりたいという密かな夢があった。
「キラキラしたものが好き!」っていう単純な理由で、宝石屋さんしてみたい!

そう思った。

それを中井さんに打ち明けた所、
「良い宝石屋さん知ってるから、連れてってあげるよー」
そう言われたのがきっかけで軽い気持ちで行ってみた。

そうして出会ったのが、今では私のチャネリングの先生である女性でした。

彼女が持ってきた宝石をつけてもらい、ボーっとしていると・・・・

何か頭の中がだんだんクリアになってくる!!

表情も明るくなり、自分の意識が引き上げられる感じがした。
それが今ずーっと身に着けている、ブルートパーズとブラックダイヤとの出会い。

初めて会ったその女性は、単なるおばちゃんかと思ったら、めっちゃすごい人やった!!!!

その時は、自分がチャネリングが出来ると気付いたばっかりで、チャネリングで何がわかるのかもよくわかっていなかった。
というか、チャネリングという言葉さえ最近知った、っていう感じだった。

そんな素人に毛が生えたような私の前に現れた彼女は、世界トップレベルのチャネラーで、私にチャネリングとは何か、を教えてくれた。

彼女に単刀直入に聞いてみた。

「私、宝石屋さんがしたいんですよ。向いてますかねぇ??」

「あなたは心理に情熱があるわよ。」

「????」

心理??

確かに興味があって、彼氏でもない中井さんから心理を学ぶ為だけにウィルコムまで買ったけど、
それで食べて行く考えは全くなかった。

副業程度にカウンセラーみたいなんをちょろっとやってみようかなーっていう感じだった。

そう言われて、あんまりしっくりこないまま、お金もないので宝石は買わずに帰った。

帰ってから一人になってよく考えてみた・・・

本当に自分がやりたい事は何なのか?


心理?

ホンマに心理教えたいんか?

確かに興味はあるけど・・・・


何かひっかかるものがあった。


それは「お金」。


「心理を教えてお金になるの?」



それが心理を広める事に興味あるって素直に言えない大きな理由だった。


もしお金に困らない生活ができるなら・・・・


「心理を広めたい!」


そう心から思った。

だって、ヒッチハイクをしている間でさえも新しく出会った人や、泊めてくれた友達に心理を教えていた。
友達が悩んでいたら、チャネリングした上でこう考えたら楽になるよーって無意識に教えてあげていた。

私にとって、心理を考えない日はなかった。

職場の人間関係で悩んだ時、恋愛で行き詰っている時、どう考えるべきか、どう考えたら楽になるのか、中井さんに聞いた。

私にとって心理を学ぶ最大の目的は、自分の成長だった。

物事の見方を変える事、執着を外す事、思い通りにならない事があるということを知る事。

これらはすべて私の成長に繋がりました。

自分の成長とともに周りの人が自分を見る目や、出会う人、現実が変わって行くのを体感し、心理学を深く理解すればするほど自分が変わって行くことに気がついた。

体験を通せば通すほど「心理を人に伝える」事に情熱があることに気づいた。

その時チャネリングの先生に言われた「あなたは心理に情熱があるわよ。」という言葉にピンときた。

感動でした。
ボロボロと涙が出ました。

今までやりたい事を探してた。

その為に色んなセミナーに行ったり、色んな人に会って話を聞いたりした。
でも、自分が本当にやりたい事が何か、良く分からなかった。

商社で事務している時も、毎日自分に向いている仕事って何なのか考えていた。

正直いやいや仕事をしている業務もたくさんあったので、一番嫌な請求書関係の仕事をさせられている時は、請求書を全部破いてやりたいくらい、発狂しそうだった。笑

今では前の会社でたくさんの学ばせてもらい、自分を雇ってくれた事に感謝していますが、当時は1秒でも早く辞めたかった。

何がしたいか、次に何をするかよくわからないままヒッチハイクの旅に出て、まさかこんな所で自分の心底やりたいことが何かって気付くと思わなかった。

しかもまさかの心理学!笑

心底やりたい事なんやから、
心理を広める!
やってみる!

そう決心したものの、何をしたら良いのかわからない。

どうやってお客さん来るの?

私はお客さんに何が出来るの?

私なんかにお金を払ってくれるの?

そもそも今貯金もほとんど尽きそうやのに、生活はどうすれば良いの?

こんな感じでビジネスって、何?
状態の私は、不安しかなかった。

ホンマに怖かったです。

東京に帰っても、やることないし、何すれば良いかわからんし、友達もほとんどいない。

両親もいないし、頼りにしている中井さんも大阪やし・・・・・

唯一東京で可愛がってくれるお兄さんがその時の心の支えでした。

ヒッチハイク中も常に心配してくれて、忙しくてもよく私に電話してくれた。

でも、良くしてくれる分、お兄さんに心配はかけたくなかった。

正直、お金がないことが恥ずかしくて、言いたくなかった。

「これからどうするの?」っていう言葉も聞きたくなかった。

彼は心理学には全く興味がないのを知っていたので、「心理学を広めたいねん!」っていうと
「宗教?」って言われるのは目に見えていた。

そう思うと、怖くて東京に帰る事を無意識に考えないようにしていた。

友達、家族、中井さんがいて、何か困ったら助けてくれる人がいる居心地が良い大阪にいたかった。

でも、1週間大阪にいて、それこそやることもなくダラダラして過ごした。
そろそろ進むか引くのか決断しないといけないな、と思い始めていた。

恐怖が大きくて、東京に帰るのを躊躇していた矢先に中井さんと久しぶりに会ったところ、

「そろそろ現実に向き合わないとダメだよ。」

そう言われてドキっとした。

ガーン!!!

思ってることがバレている!!!

しかも現実逃避してるのもちゃんとバレていた。笑

その言葉に押されて、明日東京に帰る決意をした。

梅田からヒッチハイクを再開させて、東京まで帰る事にした。

明日がヒッチハイク最後の日。

無事に綾瀬まで着けますように・・・・