ヒッチハイク記5 大阪滞在その5 | 心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

「”物理学的”心理学」を習得し、数々の悩みを素早く解決し、多くの人生を劇的に良い方向へと導いてきた心理のプロフェッショナル。

2月10日(金) ヒッチハイク11日目

今日は私に心理を教えてくれている、中井貴雄先生(http://www.facebook.com/takao.nakai)と
会う約束をしていました。

毎月最低一回は対面で話をする機会を設けています。

私に悩んでいる事があれば、それに対してはどういう風に考えれば良いかアドバイスしてくれます。

例えば会社を辞めるとき。

その時、たまたま中井先生が東京に来ていらっしゃったので、不安で潰れそうな私にずっとついてお話ししてくれました。

「会社に貢献どころか、まだ新人で先輩に迷惑ばかりかけているのに辞めても、大丈夫ですか?」

「私が会社を辞めても、私の人生に何か悪い事起こったりしませんよね?」

「こんな辞め方して、訴えられちゃったらどうしよう・・・」

半端無く不安でたまりませんでした。
それくらい会社に申し訳ない思いと、でも自分のやりたいことの為に早く辞めたい思いとの狭間で葛藤していました。

中井先生は、
「会社に迷惑をかけてたとしても、それも含めて会社の責任で引き寄せた事だからね。」

「社員を雇って経営すると言う事は、会社が社員が突然辞めるリスクも背負うという事だしね。」

「迷惑をかけたからと言って、自分を責める必要はないんだよ。」

と、ずっと声をかけ続けてくれました。

中井先生も過去に同じように、ストレスに耐えきれなくなって、突然会社に行けなくなった経験があるみたいでした。

だから、私の気持ちをよく理解できるし、今なら自分を責める必要はなかったってわかるけど、過去の自分はそれを知らなかったから、自分を責めて辛かった、と言っていました。

だから過去の自分に言って欲しかった言葉を私にたくさんかけてくれました。

先生がいなかったら、こんなに早く立ち直ることはできなかったと思います。
感謝です。


毎月一回の対面の心理コンサルティングでは、私が何かやりたいことがあれば、それをどうすれば
リスクが少なく、かつ最短のルートで行けるのかを教えてくれます。

強く願った夢は実現する、という引き寄せの法則を使うと簡単かつラクに夢を実現させることができます。

引き寄せの法則でのポイントは、ネガティブ面に向き合うことです。

多くの人が夢ややりたい事を強く願っても実現されにくく、効果を感じずにいるのは、
ネガティブ面に向き合いきっていないからです。

例えば私がお金持ちになりたい!と願うとします。
そしてお金持ちになったら、ヨーロッパを旅行したい、夜景の綺麗なマンションに住みたい、
好きな洋服を好きなだけ買いたい、などと、ワクワクすることを想像します。

そこまではみんなできます。

ここからです。

お金に対して持っているネガティブ面に向き合わなければなりません。

過去におこったお金に対するトラウマの浄化。

多額のお金を扱うことへの恐怖。
人が離れていくんじゃないかとか、大きなお金を扱うと狙われたり、盗られたりと不幸なことが起こるんじゃないかという恐れも出てくるでしょう。

これらのネガティブな感情や観念を洗い出し、クリアにする必要があります。

人はネガティブに向き合う事を嫌がります。

怖いからです。

でもその恐怖は向き合わない限り、一生その人が背負い続けるものです。

中井先生は私にそう教えてくれました。

中井先生は、私が恐怖に向き合うことがイヤで逃げても、それはそれで私の選択を尊重してくれました。

私は意見を押しつけられることが苦手です。
自分がしたくないことはしません。
向き合いたくなければ向き合いません。
自分のペースを乱される事がいやです。

今まで何度も色んなセミナーに参加しましたが、中井先生ほどニュートラルに話す人はいませんでした。
選択肢を私に与えてくれ、決断を今しないも良し、逃げるのも良し。

常にありのままの私を受け入れてくれました。
だから中井先生の話を聞いてきたんだと思います。

最近見える様になったということで、中井先生の潜在意識も見てあげる事にしました。

今回は、先生の過去のトラウマが見えました。

自身もブログで書かれていますが、中学生の頃、挫折して学校に行けず、家に引きこもっていた時期があったと言います。
それが見えました。

部屋に引きこもってゲームする毎日。

心の底から楽しんでいない。
でも今、何かしていないと押し潰されそうな日々。

学校のテストで良い点を取ること、
良い大学を出て、良い会社に就職することが人生の「成功」だと思っていた彼にとって、

「学校に行けないこと」は恥であり、そういう状態にいるのが苦痛で仕方なかったんだと思います。

彼の心の中はからっぽでした。

お母さんも見えました。

息子が辛そうにしているのを見ていて、お母さんはどうにかしてあげたかった。
でも、どうすれば良いかわからなかった。

絶対責める事はしなかったと思います。

学校に行っているときと変わらない態度でいること、

息子の前で笑顔でいること。

これを胸の内で決めていたと思います。

そして自分の出来る範囲で息子を元気づけようとした。

お母さんは、料理を頑張っていたはず。
息子に美味しい料理を食べさせて元気になってもらおうとしていたと思います。

そして息子が知らない所でもしかしたら精神病に関する本を読んだりして
勉強しようとしていたかもしれません。

中井先生はこの話を聞いて泣いていました。
過去に感じていなかった感情が出てきたんだと思います。

どんなにダメな自分も温かく受け入れ、
「いつまでも家にいて良いよ」と言ってくれた母親からは、
<無償の愛>を学んだと言っていました。

お母さんの息子への偉大な愛情を目の当たりにして、私も感動しました。

中井先生は自身で中学の頃は自殺願望を抱いたと言っていました。
あまりにもサラッというので、その時どれだけの苦痛を味わっていたのかあんまり理解していなかったのが正直な所でしたが、

実際自分が彼の潜在意識に入り、同じ感情に触れてその孤独と苦痛を感じて驚きました。

ここまで辛かったのかと。

中井先生の教える心理は論理的でわかりやすく、かつ自分のネガティブ面にどうしても向き合わざるをえなくなります。

途中で、見たくない感情が出てきて、逃げたくなるかもしれません。

でも、それを乗り越えてデトックスすれば、より心は強くなり、幸福を感じるでしょう。

彼は今まで人生で何度も挫折をしてきたので、人より多くの悲しみを経験しています。
だから人を受け入れる器が大きいのかも知れません。

私がここまで成長してこれたのも、彼のおかげです。


何かの景色を見ていて、私がそこから10個感じるものがあったとするならば、
中井先生はそれの6倍7倍感じ取ります。

人よりたくさんの情報を読み取り、高速でそれを処理するコンピューターみたいな構造をしています。
だから理解力も抜群で、頭が良いです。

潜在意識がみれるようになるまで、そこまで頭が良い人だとは思っていませんでした。笑

今は中井先生の本当のすごさがわかるようになったと思います。

弟子なんて先生をたてるのは当たり前かと思うかもしれませんが、
私が弟子であろうと、中井先生にダメ出しすることもあります。笑

違うと思えば違うと発言するし、私の意見が正しいと思えば、中井先生はそれを素直に聞いて下さいます。

なので客観的に見ても、中井先生の教える事は、人の幸せに貢献する素晴らしいことだと思います。

そして彼からは、「無償の愛」を学びました。

「国本さんが例え何かの過ちで刑務所に入れられたり、世界中が敵になったとしても僕は国本さんの味方でいるよ」
嘘だとしてもこの言葉に感動しました。

「どれだけダメな自分になったとしても、自分を受け入れてくれる人がいる」
そう思えると心が温かくなりました。

こんな言葉、普通に自信持って言えないと思います。

これは私だから言った言葉ではありません。
彼はどんな人でも私と同じように無償の愛を伝えるでしょう。

先生の器の大きさに頭が上がりませんでした。

中井先生との出会いに感謝します。

今までたくさん教えてくれてありがとうございました。
これからもよろしくお願いします^^