『数年前に箱庭療法を河合隼雄さんの著書で知って、こんな小さな箱の砂の上に、自分の心模様を表現できるなんておもしろそうだなと思い、興味を持っていました。
今回受講したのは、実際に体験することで私が表現したものと向き合ってみたかったからです。
初めての場合、デザイン的に配置しがちで、本当に心の深みが表現されるようになるには何度か回数を重ねることが必要とのことでした。
私が作った箱庭はまさにデザイン的だったと思います。初めてのものを目の前にして戸惑ったのもありますが、「実際につくるぞ!」と意気込んで来たものの、表現すること自体を躊躇している自分に気づきました。
完成したものを見て何となくつまらないなぁと思ったのが率直な感想でした。
ただ、そのあとのいくつかの質問の中に~中略
けっこう核心を突くような問いで、心の中にザラザラした感触がありました。
さすがプロだなぁと感心しながら、私はすぐ“いなくなると困る存在、私の母親”だろうなと思いました。講座が終わった後も、私にとって母親はどういう存在なのか思い巡らすよいきっかけになりました。
今回受講してみて、箱庭は例えそれがデザイン的な配置だったとしても、このときの自分をありのまま映し出しているもので、率直な感想が実は自分が自分に対して思っていることかもしれないと思いました。
またクライアントのよい気づきのためには、セラピストのよい質問がとても大切で、よい質問をするには分析的視点を参考にしつつ、セラピスト自身の感性が物を言うことに深く頷けた体験でした。』
(Nさま/女性 沖縄県)
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