ご存知でしょうか?
「嫌知らず」とは、“「嫌だ」と言ってもやめてくれない”人の行動を指す言葉です。
その1番の原因は認知の歪み。
“自分は嫌じゃないから”
“本当は嫌がっていないはず”
なんて、自分本位な肯定もその1つです。
「自分がされて嫌なことは人にしてはいけない」
そんな言葉すらも通じなくなってしまうこの現象は
どう対処していけばいいのでしょうか。
まず第一に、
相手を思い遣る気持ちを忘れない。
人と付き合っていく上では大前提の心でありながら、忘れてしまいがちになってしまうこちら。
これは友人関係・仕事関係に限らず、
恋人や家族などの親しい間柄であっても...
というより、親しいほどに必要な心ですね。
相手のことをきちんと見て、
相手の言葉を受け取ることで
意に沿わない行動をしてしまうことも減るはず。
第二としては、
「自分」と「相手」は違う人間であることを明確に理解すること。
十人十色という言葉がある通り、
10人いれば10人が違う人間です。
どんなに仲が良くても、気が合う友人でも
すべての価値観や認知が同じということは
ほぼあり得ません。
そして、どれだけ仲が良くても
踏み越えてはいけない一線はあります。
親しき中にも礼儀あり。
決して忘れてはいけない最低限のマナーを胸に、
せっかく築き上げた関係を大事にしていきましょう。
この2つのことを「当たり前」だと思う人も
今まであまり考えることがなかった人も
どうか念頭に置いて日々を過ごしてくださいね。
そして、頭で理解をしていても
行動が先走ってしまうこともあるかと思います。
その場合は素直に謝罪を。
簡単なようで、大人になればなるほど
意外とできてなかったりする大切なこと。
「ごめんなさい」と「ありがとう」は
人と人を繋ぐ関係には欠かせない言葉です。
最後に、「嫌よ嫌よも好きのうち」
なんて自分本位極まりない概念をお持ちの方がいたら即座に捨ててください。「嫌なものは嫌」なので。
立場や権力を笠に着ることも
虎の威を借りるようなことも
人間として最低な行いだということを忘れずに。
円滑に、“互いにとって”居心地いい関係を続けていけますように。