うちの近所の大きな通りの両側には、銀杏の木が植えられている。

今の季節、葉っぱが黄色に色付いて本当に鮮やかで綺麗である。


ただ、当然色付いた後は散っていくのみなので、

歩道はまさに黄色い絨毯を敷き詰めたような状態になっている。


歩く分には、秋を感じさせてくれて、なかなか良いのだけれど

おそらく、その歩道に面したお家の方は、

大量の落ち葉に大迷惑しているだろうと推測される。


娘の同級生のお家も、その歩道に面したところにあるのだが

門扉の内側に、大きなビニール袋一杯の

掃き集められた落ち葉が置いてあった。

きっと、毎朝掃くのだろうけどそんなもんじゃ、

とても追いつかないという風情である。


しかし、昨日辺りから、その銀杏の枝はすべて切り取られ

ほとんど幹だけの、無残な姿にされていっている。


銀杏の木にしてみれば、勝手にそこに植えられて

落ち葉の季節になったら、バッサリと刈られていい加減してくれ~~!!

と思っているのかもしれない。


人の目を楽しませる一方で、人の迷惑にもなる。

街路樹というのも、難しいものである。


銀杏