娘の持って帰ってきた、家庭科の課題

「赤い毛糸の帽子」は、チョコッと編まれたきり

机の片隅に忘れ去られた状態になっていた。

と言うのも、この前の土日が学習発表会(平たく言えば文化祭)で

その準備や、吹奏楽部の練習や、塾などの予定がいっぱいで

とても編み物をする余裕がなかった為である。


しかし、毛糸ともに持って帰ってきていたプリントには、

「1月のスキー教室に被るので、12月には完成させます」

とあるではないか!!


このハハならば、一晩で完成させる自信はあるけれど、

プリントには「お家の方はアドバイスだけで、自分でさせてください」

とある。

だとしたら、のんびりしている暇はないのではないか?

11月は始まったばかりだけれど、今月の中ごろには

期末試験があるのだ。

そうなると、その前の1週間は編み物どころではない。

もたもたしていては、絶対出来上がらないことは

火を見るより明らかなのだ。


今日から学校の下校時間が早くなって、5時半過ぎに帰ってきた娘に

「帽子編まないと、絶対に間に合わないよ~~!!今のうちに

出来るだけ編みなさいよ!」とけしかけて、編み始めさせたのだが

この前と同じく、チョット編んでは「アァ~間違えた!!」

「アァ~目が外れた!!」と1段編むのに大変な騒ぎだ。


この調子で、ずっと二目ゴム編みを続けるのは無理があると

思ったので、帽子の折り返し部分だけをゴム編みにして

あとはメリヤス編みにさせることに軌道修正させてみた。

これならば、1段1段は同じ編み方をすればいいので

間違えることはないだろう。


「わ~~この編み方だと早く編めるわぁ~~!!!」と喜ぶ娘。

しかし、喜ぶのはいいが1番編んでは、頭に当ててみたり

「もうこんなに編めたよぉ~~」と喜んでみたり。

ハッキリ言って、編んでる時間より喜びをかみ締めてる時間の方が

長いんではないのか?


娘よ!!ハハは断言する!!

今の調子では、絶対にスキーには間に合わないのだよ。

もっともっと真剣に、スピード上げて編んでおくれぇ~~~