風景

2泊3日の慌しい帰省から帰ってきた。

実母がすでに他界しているので、実家でのんびり・・・

というような楽しいものではないのだが、

それでも普段よりは少しリラックスできる。


私の故郷は「田舎の中の町(?)」とでもいうような

ところで、山があって川が流れていて程よく自然も

あるし、歩いていけるところにスーパーもある。


私がこの町を出てから、すでに20年以上経っているのだが

この写真の風景は、その頃からほとんど変わりない。

お寺の本堂の階段から見るこの風景が私は1番好きなのだ。

町の中全体でいうと、大きな道路が出来て昔ながらの

商店街だった道は寂れていたりするのだが、

ここは少しも変わりがなく、正面の道を行きかう人や

車を眺めたり、角を曲がってこちらに歩いてくる人を

観察するのが、今も昔も私の好きなことなのである。


離れてしまったからそう思うのか、ずっと住んでいても

そう思い続けているのかは分からないけれど、

この場所で見るこの風景が、私を1番リラックスさせてくれる

ことには間違いがないのである。