チラシ寿司

娘の夏休みの宿題に「食事を3回作る」

というものがある。

モチロン宿題なので、ただ作りました。

ではダメで、作っているところを写真に撮ったり

材料や作り方をレポート用紙にまとめなくてはならない。


私は子どもの頃から料理をしたり、お菓子を作ったり

裁縫や手芸などのいわゆる家庭科的なことが

大好きだったのだが、我が娘は本当に我が子なのか?

と疑いたくなるほど、家庭科が苦手である。

苦手というよりは‘嫌い’もしくは‘めんどくさい’

というのが正しいのかもしれない。

食事を作る宿題以外にも、1学期に授業でやった

刺し子の残り布を使って何かを作る。

というモノがあるのだが、その布には刺し子をするための

線が印刷してあって、刺した後に洗えば線が消えるようになっている。

私だったら、その書いてある線をすべて刺してしまいたい。

そもそも、刺し子というのは布に隈なく刺してあるものなんじゃないのか?

それなのに、娘の刺したものは書いてある線の10分の1

にも満たないくらいなのだ。

「もっといっぱい刺したら?」というと

「イヤいい。これが柄なんだから。」と譲らない。


やるからには、他人よりスゴイ物を作りたい。

と中学時代、他の子は学校で用意された型紙を使って

ワンピースを作ったのに、私はその型紙を自分の好きなデザインに

作り直すような中学生だったハハの子とは思えない。


料理だって、ほとんどしたことがない。

まぁ、これは私がめんどくさがって、手伝いをさせないのにも

原因があるのだが・・・・

出来上がったのは‘チラシ寿司’

汗だくになりながら錦糸卵を焼いて、

「細く切らなアカンで!」と言ったにもかかわらず

5ミリ幅くらいになっていたのはご愛嬌である。

さぁ、残りの2回は何を作ってもらおうか・・・