我が家の庭に植えてある、キュウリとトマトが収穫の
最盛期を迎えている。
先月亡くなった義母が、最後に植えた植物達である。
生り始めの頃は「毎日食べる分だけ採れていいねぇ~!」
などとのん気な事を言っていたのだが、そのうちに
毎日食べる分どころか
「こんなにたくさんどうすりゃいいのぉ~~!!」
と悲鳴をあげたくなるほど採れるようになってきたではないか。
我が家の子ども達は、揃いも揃って野菜嫌い。
きゅうりなんて絶対に食べたりしない。
サラダにしたところで、せいぜい使うのは1本くらいなものだ。
1度にたくさん食べるにはどうしたらよいか。
考えた末、糠漬けにする事にした。
これなら、結構量が食べられるのだ。
晩酌のアテに、ご飯の友に・・・と、1人で1本くらいは
食べられそうである。
しかし、ここにまた問題発生。
私は糠漬けの容器を、冷蔵庫に入れているのだが、
この方法だと1日では上手く漬からないのだ。
かと言って、連日30度を超す猛暑の中、外に出しておけば
あっという間に糠床は腐ってしまうだろう。
おまけに、冷蔵庫に入るくらいの大きさの容器なので、
どんなに漬けても4本が限度なのだ。
「たくさん食べられる!」と喜んだものの、考えてみると
2日で4本の消費量。
収穫量はそれをはるかに越えている。
うぅ~ん・・・・糠漬けだけに糠喜びである。
かくして、我が家の冷蔵庫には、新鮮なもぎたてきゅうりが
10本ほど、漬物になる日を待ちわびているのであった。