こんにちは。

認定補聴器技能者試験合格対策チーム

です。

 

認定補聴器技能者 

を目指す皆さんと

一緒に勉強するサイトです。

 

 

今日は特別講義として

現役の耳鼻科医(補聴器相談医)の先生に

耳鳴り

についてお話をきいてみました!

 

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禁忌8項目に記載されている

「最近1か月以内に急に耳鳴りが大きくなった」という項目

 

なぜ禁忌なのか本当に理解しているでしょうか。

 

簡単に言えば、治療すべき疾患が隠れている可能性があるため、耳鼻科専門医をまずは受診させて疾患の「見逃し」をしないようにする。

ということです。

 

そもそも耳鳴とは自覚症状であり、多くの場合原因があります。

 

末梢性の難聴(感音難聴、伝音難聴、混合難聴など)

中枢性の難聴(脳腫瘍、脳梗塞など)

 

 

末梢性の難聴が発生、悪化するときに耳鳴が大きくなる可能性があります。

もちろん、精神状態の悪化(鬱やストレスなど)によっても耳鳴が変化します。

 

中枢性の難聴の場合にも耳鳴は発生しますが、命に関わるイベントがまさに起こっている可能性もあります。

 

 

つまり疾患によっては積極的な治療が必要な場合もあり、原則精査すべきです。

 

精査は耳鼻科専門医の仕事であり、補聴器販売業者は触れてはいけない領域です。

 

補聴器を販売してしまって、結果的に調整困難。

蓋を開けてみたら疾患が治療不可能な状態になっていた。

 

ということが起きたら責任の所在はどこにあるでしょうか?

 

 

巷で流行っている「補聴器で耳鳴治療」という言葉が独り歩きして、勘違いしてしまう患者、補聴器販売員が多いと思いますが、原因によっては患者に健康的被害を与えてしまうばかりか重大な疾患の発見が遅れ、取り返しのつかないことにもなりかねないわけです。

 

ですから、補聴器販売者が単独で耳鳴の治療目的に補聴器を販売してはいけません。

 

そもそも補聴器の適応となる人は、基本的に末梢性の難聴の人たちです。

 

多くの末梢性難聴の患者が耳鳴を自覚しており、補聴器を装用した結果、耳鳴の周波数に近い環境音が強調されて耳鳴を自覚しにくくなります。

 

 

耳鳴で悩む人は、大脳辺縁系と呼ばれる領域で不具合が起きています。

 

具体的には、記憶をつかさどる海馬に耳鳴の音が嫌な音として記録され、扁桃体という領域を介して様々な自律神経症状(ドキドキしたり、血圧が上昇したり、冷や汗をかいたり)を引き起こし、しまいには精神病のようになってしまうことさえあります。

 

補聴器で、耳鳴を自覚する時間が短くなれば、その強固な記憶が薄れ、生活に困るような症状が出にくくなるということです。

 

ここで忘れてはいけないのは、「耳鳴の原因は補聴器で無くならない」ということです。

 

補聴器で末梢性の難聴が無くなりますか?

慢性中耳炎や耳硬化症、加齢性の難聴が治りますか?

補聴器は、あくまで聴覚を補う機器です。

この大原則を決して忘れてはいけません。

 

経験ある補聴器技能者ならば、中枢性の難聴を問診や検査結果から予想することができ、耳鼻科専門医を受診させるように誘導できると思います。(具体的には、純音聴力測定の結果の割に語音聴力測定の結果が極端に悪いなど)

 

また、治療が必要な末梢性難聴にもピンとくるでしょう。

 

ぜひ、そんな耳鼻科専門医の良きパートナー(患者に利益を与え、不利益を与えないという意味での)になれるよう、日頃から地域の医師と連携をとってくださいね。

 

 

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補聴器を販売する立場としても

リスクヘッジのために

 

耳鳴りのことを理解すること

耳鼻科医との連携を取ること

 

が重要ですね。

 

 

認定補聴器技能者試験では医療系の知識もかなり問われます。

まだ2週間ありますので、最後の追い込みにオススメです。

 

認定補聴器技能者試験合格対策テキスト

 

今日はここまで。お疲れさまでした。