人に治められる者は悲しみの内に生きる
聖王堯(ぎょう)はこのゆえに
人に影響を及ぼすことも
また人に影響を及ぼされることも望まなかった
混乱をすっきりさせ
悲しみから解かれる術(すべ)
それは虚の国で<道(タオ)>とともに生きること
河を渡るとき
自分の舟が
空っぽの舟にぶつかったら
たとえ短気な人であろうと
大して怒りはしない
が、もし舟の中に誰かいたら
しっかり舵をとれと
大声で怒鳴るだろう
もしその声が聞こえないようだったら
また怒鳴る
そしてまたののしりが始まる
これすべて
その舟に人が乗っていたからのこと
もし舟が空っぽであったなら
その人は怒鳴りもしないし
腹を立てることもない
もしあなたが
自分の舟を空(から)にできたなら
誰もあなたに歯向かいはしない
誰もあなたを傷つけようとはしない
まっすぐ立つ樹は
いちばんはじめに伐(き)り倒される
澄んだ泉水は
いちばんはじめに汲み干される
もし
自分の智慧を深め無知を恥とし
自分の人格を養って
他にまさろうと欲するなら
あなたのまわりには
光で輝くことだろう
あたかも日と月とを呑みこんだかのように
そうなったら
あなたは災いを避けられない
賢者は言った
自分に満足している者は
無益なことをしてきた者
成就は失敗の始まりだ
名声は汚名の始まりだ
誰が成功と名声から自由になり
群集の真ん中に降り立って
消えることができようか?
その人は<道(たお)>の如く流れる 見られもせず
その人は<生>そのものの如く動き回る
名もなく家もなく
単純でこそあれ分別(ふんべつ)はなく
どこから見ても愚者そのもの
その歩みは足跡を残さない
力もない
何ひとつ成就することなく
どんな評判もない
誰かを裁くこともないゆえに
誰一人彼を裁きはしない
こんな人こそ完璧な人
その舟は空っぽだ──
「荘子 虚空の舟」 より
- 虚空の舟 上/和尚エンタープライズジャパン

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荘子の虚空の舟の訳はこちらの本から引用させていただきました。(本も面白かったですオススメ)
「虚空の舟」を読んで、これこそ愚者の美学だなーと思いました。
一部のタロットでは、「審判」の後に「愚者」のカードがきて「世界」で終わる、という並びのものもあるようで、
確かにレリビーからの、フールオンザヒルとアクロスザユニバースは、
ほんと一気に来たというか、同時的だったなぁとか思い返しつつで、
タローデパリのインフィニットアルカナでも、「運命の輪」と「世界」と「愚者」が同じ中心点に位置するし、
確かに「世界」と「愚者」は2つで一つという側面があって「運命の輪」の一段階上という感じが
体感として理解できたような、そんなビートルズな10月でした。
11月は、7COLLORS からの、CANT STOP THE LOVE (PERSONS) かなぁw
うん、7からの8、虫からの人?、な感じで、楽しみです。
そんなわけで今日、アメーバのやつでネットショップ開いてみました。
https://hear44.amebaownd.com/pages/189709/shopItem
新月のアイスクリスタルのストラップを3つUPしてみました。
追々(気が向いたら)、過去作品のギャラリー的な感じのもつくっていきたいと思います。(今日はもう寝る)


























