だから思った。この世は毒だ。
彼女の体は、常識に蝕まれてしまっているのではないだろうか。
今だってきっと、血に塗れているはずだ。
人には治癒力がある。
痛い思いをした箇所は強くなる。
人には適応能力がある。
痛い思いをしないために、心を鈍くすることもある。
でもそれは、純真との引き換えで得られるもの。
だから彼女はそれを望まない。
血まみれになりながらも純真さを保ち続ける。
この世が彼女に適合しないなら、彼女が中心で世界が回ればいい。
そう願う私は傲慢かもしれない。
純真な眼差しが、不純な私を見透かす。
世慣れてしまいつつある私には、少々痛くもある。
それ以上に、その純真さに触れて、吸い込まれてしまった。
もう目を逸らす事は出来ない、ずっと。

※この度は、私の我侭を聞いてくださった形でご本人様から許可を賜りました。
その上での掲載とさせて頂いております。
ご本様たっての希望により、画質とサイズは落としております。
ご了承くださいませ。
無論二次使用厳禁です。