真っ直ぐな瞳で楽譜を見据え、白魚のような指で鍵盤を沈める。
部屋の中に響くピアノの音は、セイレーンの歌声が多くの人を魅了したかの如く。
惑わされてしまいたかった。
彼女の元へ飛び込んでしまいたかった。
私はただ、甘美な陶酔に浸り、それを永遠のものとして望んだ。
だからこれが私の最後の記憶である。

※この度は、私の我侭を聞いてくださった形で御本人様から許可を賜りました。
その上での掲載とさせて頂いております。
御本人様たっての希望により、画質とサイズは落としております。
何とぞ、御了承くださいませ。
無論二次使用厳禁ですぅ。
