Pともさん…というわけじゃないんですけど、同じ広場にいた知り合いの人から相談されたので、方法を書いていこうと思います。

 

●やりたいこと

・電子ピアノをその場で弾きながら流す配信

・電子ピアノ以外の音は流さない(自分の声ほか)

・使う電子ピアノはYAMAHA NP-12

・使うPCはWindows 10 (Windows 7でもほぼ同じ方法が使えます)

 

●方法

 

1.接続

 

電子ピアノのヘッドフォン出力端子を、

オーディオケーブルで、

PCのマイク入力端子に繋ぎます。

 

オーディオケーブルは、3極のやつでも、4極のやつでもOKです。

3極の

4極の

 

こんな感じに繋ぎます。

 

デスクトップPCの場合は、端子が複数あります。

「ライン入力」か「マイク入力」の端子に繋いでください。(「ライン出力」「ヘッドフォン出力」と間違えないように注意してください)

 

2.録音デバイスの切り替え

 

最近のPC、特にノートPCは、マイク入力端子とヘッドフォン出力端子が1つになっていて切り替えるタイプが多いです。

そういう時は、マイク入力に切り替える設定をします。デスクトップPCの場合は飛ばしてOKです。

 

最近のノートPCのほとんどは、内臓オーディオデバイスがRealtek (リアルテック)なので、その設定アプリを開きます。Realtek以外の場合は、リクエスト貰ったら書きます。

Realtekの設定アプリを開きます。大体2017年より古いPCにはRealtek HD オーディオマネージャが、2018年より新しいPCには、Realtek Audio Consoleが入っていることが多いです。

 

自分のPCにどちらがインストールされているか確かめてから、富士通さんのサイトを見て設定して下さい。

 

Realtek HDオーディオマネージャは、コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→Realtek HDオーディオマネージャ、と辿って起動します。

オーディオケーブルをPCに挿したあと、画面右側の黒い●をクリックして「オーディオデバイス設定」を開きます。

「ライン入力」または「マイク入力」をチェックして「OK」を押して閉じます。

 

Realtek Audio Consoleは、「Windows」キーを押して、「Realtek Audio Console」と打つと出てきます。

画面左側メニューの「デバイス詳細設定」を押します。「ライン入力」または「マイク入力」を押します。

 

これで電子ピアノの出力がPCの入力にそのまま入ってくる状態になりました。

「ライン入力」または「マイク入力」のどちらかで音が聞こえなかったり、大きすぎたり小さすぎたりする場合は、もう片方を試してみて下さい。

 

3.録音デバイスの設定

 

タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック→「サウンドの設定を開く」でウィンドウを開きます。

「入力デバイスを選択してください」のところで「マイク (Realtek(R) Audio)」みたいなのを選びます。

 

これでOSの規定録音デバイスが、電子ピアノの出力になりました。

 

4.アプリの確認

 

次に、配信用アプリを起動します。

XSplit Broadcasterしか使ったことが無いので、XSplit Broadcasterで説明します。

まずアプリを起動します。

ツール→設定で「セッティング」ウィンドウを開きます。

「オーディオ」タブに移動します。

「マイク」が「規定マイク」になっていることを確認します。(ここで「マイク (Realtek(R) Audio)を選択しても良いです。その場合は3.は飛ばせます)

 

これで、電子ピアノからの音だけが配信される状態になります。

 

ただ…これだとピアノを弾いている音が自分で聞こえないんですよね;;

 

次にヘッドフォンでピアノの音を自分も聞く方法を書いていきます。

 

5.ヘッドフォンの選択

 

デスクトップPCの場合、普通のヘッドフォンを「ヘッドフォン出力端子」に接続します。

 

ノートPCの場合、端子はもう埋まっているので、他の方法が必要です。

A) USBのヘッドフォン

B) Bluetoohのヘッドフォン

C) オーディオ分岐ケーブル、

このうちどれか一つでも持っていれば、設定だけですぐできます。

どれも持っていない場合、どれか一つの購入が必要になります。一番安いのはCの分岐ケーブルです。

3極メス×2→4極オスのやつならなんでもいいです。これとかこれとか。逆にこういうのはダメです。

 

分岐ケーブルを使う場合の接続は、こうなります。

 

 

また、「2.録音デバイスの切り替え」の設定を「ヘッドセット」に変更する必要があります。

 

6.ループバックの設定

 

タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック→「サウンドの設定を開く」でウィンドウを開きます。

右側メニューまたは下の方にある「サウンド コントロール パネル」を開きます。

「サウンド」ウィンドウの「録音」タブに移動します。

「マイク Realtek(R) Audio」をダブルクリックします。

「マイクのプロパティ」ウィンドウの「聴く」タブに移動します。

「このデバイスを聴く」チェックボックスにチェックして、「適用」か「OK」を押します。

「このデバイスを使用して再生する」で、自分の使っているヘッドホンを選択します。

分岐ケーブルで普通のヘッドフォンの場合は「ヘッドフォン (Realtek(R) Audio)」を、USBやBluetoothなどのヘッドフォンの場合はそれを選びます。

(やり方が分かる人は、「既定の再生デバイス」のままにして、既定の再生デバイスの方を設定するのでも良いです)

 

これで、電子ピアノで弾いた音が自分のヘッドフォンから聞こえるようになった筈です。

 

おわり。