国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手が困難なもの を、インターネットを通じてご自身の端末(パソコン、タブレット)等でご利用いただけるサービスです。
とのことで、印刷もできればPDFへエクスポートもできるというゴッキゲンなサービスだ。
もちろん、違法アップロード対策は万全なのだが後述。
利用するためには、利用登録が必要だ。
マイナンバーカードか運転免許証を撮影なりスキャンなりして、その画像をアップロードして申請をする。
本登録まで5営業日かかるとのことだったが、土曜に申請を出して月曜には登録完了のお知らせがメイルで来た。早かった。
早速祖父の著書を見てみた。
紙の本を開いてスキャンしたものだ。解像度はよろしく読みやすい。
Webブラウザで閲覧しても良いのだが、PDFにすればタブレット端末でもオフラインで読める。
PDFエクスポートは「印刷」機能で行う。見開き2ページ分を「1コマ」として、最大50コマまで1つのPDFファイルとして出力できる。対象書籍は160ページちょい。コマでいえば80コマちょっと。1回の出力では間に合わず、2回の出力となった。それでもPDF形式で手元に置けるのはありがたい。
PDFを見てみると・・・各コマの下部に自分の名前がバッチリ記されていた。本文とは被っていないが、なかなかの文字サイズだ。
こりゃ違法アップロードもできまいな。なるほどこういう対策か。
PDFファイルは権限パスワードが設定されていて、Acrobatを持っていたとしても名前文字列を消すなどの編集もできない。暗号化されているためPDFをテキストエディタで開いて頑張っていじることもできない。なるほどなるほど。
ちなみに、PDF形式のファイルには2種類のパスワードがある。
・閲覧パスワード
PDFファイルを見るために必要なパスワード
・権限パスワード
PDFファイルに対する属性を変更するために必要なパスワード
国立国会図書館のエクスポートPDFは印刷と内容抽出以外はすべて「許可しない」となっている。無駄な抵抗はやめるべきだな。
したがって、CubePDFで1ページ単位のPDFに分割した後で、全て結合して160ページ全て1つのPDFにまとめる・・・などということはできない(試したw)
今回は祖父の著書を請求したが、せっかくこういうサービスがあるのだから使い倒したいものである。知らないと勿体ない。
迷うなら、オススメの本を紹介しているサイトも活用しよう。
一生かかっても見きれないくらいあるんだよな。