節分の時期になった。

最近は「節分の時期」よりもまず「恵方巻の時期」というフレイズのほうが先に頭に浮かぶようになった。

家で豆を撒いたり食ったりしてたのは小学生までだったもんなぁ。その頃の埼玉にはまだ恵方巻なんてなかったし、当時と比べるとえらく変わってしまったものである。

せいぜい、加須市の不動さま(總願寺)にどんな有名人が来るのかを、新聞折込チラシでチェックしたくらいだ。

 

 

今年は立浪親方と豊昇龍、デヴィ夫人、里見浩太朗、長州力……豪華だな。

 
恵方巻がいつから関東のスーパーやコンビニでずらり並ぶようになったかは覚えていないが、初めて食ったときは美味いと感じ、しばらくは毎年買っていた。
やがて猫も杓子も恵方巻という有様となり、21時にスーパーに行っても恵方巻が山積みになっていたものだ。24時間スーパーとはいえ、寿司は長持ちしない。店員に売りつけるにしても大量の食品廃棄が発生していただろう。
当然のように問題視されるようになったが、今年もまた弁当コーナーをぶっ潰して恵方巻や恵方巻、そして恵方巻が並ぶ有様となっている。過剰供給は相変わらずだ。
 
恵方巻自体は嫌いではない。特に穴子入りがお気に入り。
会社帰りにスーパーに寄り、1本買って帰ろうと思った。
牛カルビとか、肉が入った恵方巻が目立つ。コストを削減しているのだろう。海鮮恵方巻となると値段が4桁になってしまう。内訳を見ると、マグロとイカとカニカマボコ。穴子は…見当たらない。
何軒かはしごしてみても同じような感じだった。
ううむ、穴子の恵方巻は予約専用とかだったのかな? そのあたりの事情は知る由もない。今回は買わないことにした。
食わないなら食わないで別に構わんのでな。