※注:Redmine導入手順を記す記事ではございません。


最近は特に作業も発生せず、平和な日々が続いている。……って書くとフラグが立つのが世の常だが、平和なので担当モジュールの説明書を作成して暮らしている。

なにしろこのモジュールについて詳しいのは儂しかおらず、儂がいなくなったら残された者たちでクセツヨコードを解析しなければならなくなる。そこまでできても、文書化されていない歴史的経緯やらなんやらまでは伝えなければわかる人がいなくなってしまう。

Redmineという、チケットでジョブ管理ができるWebアプリがある。こいつを構築し、付属しているWikiにあれこれ情報を書き残しているところである。


Redmineが鎮座するPCはWindows11Pro。このクライアントOSにサーバーを立ててアクセスできるようにしている。アクセスするといっても5人かそこらなのでクライアントOSでも問題ない。

立ち上げまでにはさんざん苦労させられた。

まず、WindowsでRedmineを立ち上げるところからしてハードルが高い。ググれば大抵の情報が得られるというのは過去の話。この手の技術的な情報というのは消費期限がある。有り体に言えば、古い情報が埋もれているのである。


WindowsでRedmineを立ち上げようと、ググると以下のページがヒットする。

 公式サイトなら余裕のよっちゃんイカで導入できるだろうと考えるのは自然なことだ。


このサイトには、こう書いてある。

BitNami :: Redmine Redmine, Ruby on Rails, MySQLなどがセットになっています。Windows と macOS用が提供されています。


ほほう、BitNamiとやらを入手すれば、簡単にRedmineを使うことができるようだな。

んで、公式サイトに行くじゃん? 


クラウドは職場の制限でNG。

コンテナ?は、クリックするとDebian用しかないと言われる。DebianはLinuxのディストリビューションだね。PCはWindowsだからNG。

最後は virtual machine。てきとーなLinuxを落としてvirtual box かなにかの仮装PCにぶっこむもの。サーバーとして利用できるかわからんし、重そう。


そしたらアレよ、BitNamiのWindows版は廃止になってたということだ。

公式サイトになくてもどこかに落ちているものではいるが、職場のPCに何処の馬の骨ともわからぬアプリを入れるわけにはいかぬ。客先の環境なのでなおさらだ。


というわけで、頑張って個別パッケージをガシガシ入れることにした。

DBは以前仕事で使ったことがあるポスグレ、サーバーはIISとApacheどっちでも使えそうなほうでいいやな感じである。

マニュアル的なサイトはあまりなく、quiitaやはてなのようなチラ裏ブログサイトをあてにする他なかった。あくまでもブログ日記なので、これこれこういう手順をふむと……失敗した。そこで、こういう対策をしてみた……となにしろ遠回り。それでもいくつかのサイトは有用な情報を載せていて参考にはなった。

そもそもタイムスタンプを見ると10〜20年前の情報が多く、2020sはRedmineが廃れたor外部クラウドでよしなにやってるのかと思うくらいにアップトゥーデイトな情報がない。


そんなこんなで半月かけてWEBrickサーバで立ち上げるところまでは何とかなった。こればっかりやってたわけではないけどね。

でもこのWEBrickは、お試し用サーバーアプリという位置づけのようで、よう落ちる。

IISとかApacheとか入れてみたが、index of / 画面になるだけ。

どうやらRubyを動かす何かが必要くさいことが分かった。

本当は使っちゃいけないchatGPTも用いたりしてみたが、ネット情報が足りない有様なのだから期待する情報を得るのは困難だ。


 あとは以下を参考にすれば行けるのかなー? というところでタイムアップ。


なかなかハードルが高い。
ひとまずは WEBrickでもいいやな感じで仮運用を始めた。落ちたら再立ち上げすれば良い。PCは隣の空席にあるしな。
ただそれだけのことだ。


今回覚えたことも、数年経てば使えなくなるのかも分からない。
技術は日進月歩というけれど、今回の件に関して言えば衰退しているんじゃないかな、そう思う。