景気が悪いと言われて久しい時代になったが、ボーナスシーズンになると増えた減ったというニュースが流れるようになる。少なくとも「出ません」というのは余程のことでもない限りは無いところ、景気はそこそこでも回復傾向なのだろう。テレワークのおかげで経費も削減できた会社もあるだろうからね。

国家公務員の期末勤勉手当(ボーナス)は下がり続けているそうだが、それでも65万もらってるならええがなと思う。

 

民間企業が大赤字ならボーナスなしというケースも有り得るのに、国の借金1200兆円でもそれなりの額が支給されているのはおかしな話だ。仕舞いには「国の借金は問題ない」と頓珍漢なことをまことしやかに流布する者まででる始末。国内だけでなく海外にも気前よくばらまいているのだから、借金返済どころかますます増える一方だ。

連中よりかなり少なくてもしっかり税金を持っていかれている者としては、そっ閉じしたいトピックだ。


弊社の場合、入社して何年目かまではそれなりの額だったのでワクワクもしたものだが、リーマンショックを契機とした弊社の緊縮財政開始以降はため息しか出なくなるようになった。

ただでさえ少ないところに、俸給表を刷新して"新しい給与体系" に――という場合はほぼ間違いなく減らす方向に――なり基本給が減り、さらに「賞与支給〇ヶ月分」の1ヶ月分に相当する基準が各人の基本給ではなく、俸給表に於ける所属給料等級の一号俸固定になったところが終わり見えてる。残業代のベースも減らしてるんだよな。

年に2回の自己評価と称する査定があるため、賞与は出してやらねばならぬ。出さないなんてことになったら、査定が良かろうが悪かろうが賞与がゼロならやる気もなくす。普段の給料や残業代支給額を減らすことで賞与を捻出するという、朝三暮四作戦というこったな。


人材不足(頭数不足ではない)で仕事を請けられない→社内ニートは金を稼がないが給料は払ってやらないといけない→金払いはいいけどきつい仕事を請け負う他ない→やっぱり炎上する→支払う残業代が増える→赤字になる→給料を払い渋る→離職率が上がる→人材不足になる(できる奴から辞めていくからな)


採用を増やしても社員数が増えないという悪循環に入っている。

個人的にはまぁ、最低限の生活ができて時々旅行できる程度の収入があればいいので、まだ(やめなくても)いいやとは思う。限界は近いので、定年を待たずして辞めることになるだろうからそれまでは頑張っていきたい。

モチベーションは低いので、もらった分しかやらないけどな。



⚫余談

俸給表ってなあに?  って人はこういうのだよ、ということでリンク先参照。この表の数字(金額)が一律上がることをベースアップ。昇給は号俸ランクが上がること。弊社では等級が上がることを「昇進」と呼んでいるけど、職場によって違うかも。

https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.jinji.go.jp/kankoku/r1/pdf/1kankoku_kyuuyo_bekki.pdf&ved=2ahUKEwiEhP-cqtj0AhUXZt4KHdOeDNQQFnoECAwQAQ&usg=AOvVaw1e2lkaNvF6YuPfVeZfQ7y4


金は多いに越したことはないとはいえ、死んだらそこまでだしな。宵越しの金は持たない気概があっても良いとは思う。江戸っ子は実際は、宵越しの金は持てないその日暮らしのアリエッティだったようだがね。