週間予報のくせに1週間前から今日の雨をずばり当ててきた。

大雨強風で荒れまっせーとのことだが、ニュースを見ていると東日本や北海道のことばかり。中国は大丈夫っぽいな。

 

そんな感じで朝が来た。朝食は常宿にしては珍しくバイキング形式だった。こういうのってついつい取りすぎちゃうんだけど、乗り鉄してると昼飯は食えないことが多いため、多めに食っておく。

雨は弱め。折り畳み傘でも問題ない。5分歩けば駅直結の地下道もあるし、最大の懸念事項だった宿屋から駅までは解決できた。

チェックアウトしてからホームに着くまでの所要時間を20分と見積もっていたが、昨日歩いたルートで把握していたこともあり10分程度で着いてしまった。先発がホームを離れていくところだった。これに乗る予定ではなかったのでいいんだけど、30分待ちだ。

 

さすが大都会というべきか、電車の運転間隔は短めだ。7両編成の末期色が次々やってくる。115だったり117だったり。全て黄色。

岡山行きはそこそこの混み具合である一方で、播州赤穂行きは学生さんたちでぎゅうぎゅう。毎日これでは大変だな。

 

 

伯備線も黄色いのがやってきた。中間車両に運転台を設置した切妻さんだ。

次の清音駅で下車。学生さんの団体とぞろぞろと改札の外に出る。

 

乗り換え時間は4分。また短い。

それでも隣のホームだよならいいんだけど、一旦駅を出て井原鉄道の清音駅に入り、階段を昇って降りて井原鉄道乗り場へ。現金で切符を買うことになるのだが、そんな時間はないってことで乗車証明をもらってそのまま乗り込んだ。

また水戸岡車だ。いやまぁ、オサンテーでいいんですよ。ええ。この車両、土休日は団体専用、平日は通学時の増結用途1往復限定のようで、ラッキーだったんだな。

 

 

どこに行っても東急8500のお古だうわあよりは全然いい。

 

車内は学生さんらで混んでいたけれど、吉備真備駅で全員下車。一気にがらーんとなった。

地方鉄道は通学客によって支えられている。少子化により学校の統廃合があると、沿線から学校が消えてしまい、そしてお客さんも減り、仕舞いには鉄道もいなくなってしまいかねない。

廃止が決まったあとになってから、廃線反対だとワーワー騒ぎ立てる地元民はアホだ。普段から利用することで、乗って残さないと。

鉄印や鉄道むすめ、SLなどで外からの客を呼び込んだところでたかが知れている。地元民に愛されなければ地方鉄道はこの先生きのこれない。

 

車窓は雨でよく見えない。窓はきれいなのに残念。天気が良ければ途中の矢掛駅(やかげ)で途中下車して宿場町を散策したかった。

 
井原駅下車。
 
さっそく鉄印ゲット。
乗り継ぎは20分程度で連絡が良い。駅に併設されている観光案内施設を覗いた。
井原はデニムの街なのでそうだ。デニムと言えば倉敷のイメージだが、近隣だしこの辺り一帯デニムってんのかね。
このかぶいているキャラは田中くんと書いて「でんちゅうくん」だそーな。平櫛田中(ひらくしでんちゅう)という彫刻家にちなむ。なぜ歌舞伎なのかは当方の不勉強により不明。あとでウィキペを見てみることにする。
 
再び井原鉄道に乗車して、終点の神辺駅でJRに乗り換え。ここも乗り換え時間3分と短い。こんなんばっかり。
乗り換え改札があり、且つJRの切符を持っていたためすり抜けることができた。持ってなかったら一旦外に出てJR駅で切符を買って……なんてやってたら間に合わないな。乗車証明もらえるのかね?
 
福塩線は105の末期色。
いやー、よう寄せ集められたものだと言っちゃいかんよな。動く鉄道博物館やね。全部黄色いけど。
 
福山駅では新幹線に乗り換えた。
うおお、500系だ! シュッとしてる。
 
広島駅で下車。こだまに乗り継ぎ。

こだまレールスターだ。東海道新幹線から消えて久しい700系が現役で走っている。少しばかりの感動はあったが、充電できないのはハズレと言わざるを得ない。500が来ても同じこと言えるかどうかは自信が無い。

 

 

新岩国駅下車。

国鉄や!  国鉄がおるで!

 
錦帯橋を見学しました(模型)。

 

ヤホー乗り換えによると、ここから11分歩いて清流新岩国駅まで言って錦川鉄道に乗れるという。

ザバサバ音がするけれども、屋根続きであら親切。

 
しかも250メートル程度の距離で、5分くらいで着いた。おかげで20分待つ羽目に。なんなら新岩国駅の国鉄な部分を堪能したかった。

 

ホームに出てみたら、雨はすっかり止んでいた。雨だと思った水の音は清流音か。

自身の天気運の良さが怖いぜ。大分に行ったときも大雨の予報だったのが晴れだったしな。新潟だけは必ず荒天になるのは反動だろう。

 

ここが始発ではなく、岩国駅からやってくる。そして全てのボックス席が埋まっていた。これがJR束の言うところの「自由席の不公平感」ってやつだな。

かろうじて空いていたロングシートに座り、どうにか景色は見られた。じっくりとういわけにはいかなかったがね。

 

車両がガラガラなのは見ていてつらいが、混んでいるのもまた辛い。途中で降りる人もなく、終点の錦町でみなゾロゾロ降りていった。

狭い駅構内は人でごった返していた。折り返しが出るまで10分しかないんだけど、鉄印を発行する有人窓口には列ができていた。5分待ってやっとゲット。

今度は戻りの切符だ。整理券は発行していないようなので、こっちも並ばないといかん。

駅スタンプは……先客がもたついてるのでもういいや。

次の列車は90分後。また雨が降り出してきたので観光はできない。

発車直前に列車に乗り込んだら、また座席が埋まっていた。嫌いになるわこんなの。

空いてたロングシート席は窓がないし、景色もクソもない。滝が見えますよーなんて車内放送が流れたりもしたが、見えねえっての。人気があるのは結構なことだが、人が多すぎなのも考えものだね。とりあえず政府バラマキゴートーなんとかってのはやらんでもええわ。みんな堰を切ったようにお出かけしてるし。

 

本を読んでたら終点の岩国駅に着いた。

もはやなんの思い入れもない。さよなら。

 

徳山に行こうとしたが、ホームが遠いのに乗り換え時間が以下同文。

岩国には嫌われているようだ。一刻も早く離れたい。反対方向の糸崎行きで広島へ。

広島支社といえばケチで有名だったはずなのに新車を入れたことは騒ぎになったものだ。しかも広島ローカライズ。赤は当然広島カープの赤だ。

中国でのスポーツ番組のトップは広島カープの動向からというところからも、広島のみならず中国人民にとって広島カープは単なるプロ野球チームにとどまらない精神的な支えというか、むしろ支えているというか、よそもんにはわからん高みにある存在なのよね。そこは他のチームも同じか。

 

広島で下車し、まずは指定券の発行からだ。今日は飛び石の中日ということもあり、有休を取る人も多かろう。そら込むわな。

1時間後の始発列車になってしまった。始発なら自由席でもいんじゃね感はあるが、権利は行使してなんぼだから。2回しか使わなかったけど。

 

昼飯抜きでお腹すいた。

なんか食いたいなーと駅構内を歩き回ったが、混んでいる店とガラガラの店しか無かった。どちらも入れない。がんす天そばは大変興味深かったが、残念売り切れ。

結局、アナゴ弁当ともみじまんじゅう、500㍉㍑の🍺を購入。

もみじまんじゅうは関東でも買えるとはいえ、広島のもみまんは美味しさが1段階上にあるような感じがする。

駅前は工事現場になっている。確か広電の乗車が楽になるとかだっけか?

原爆ドームは3-4回見たけれど、未だに広島城を見ていないし、完成したらまた来よう。

 

 

始発新幹線は15分前に入線してきた。乗り込んですぐアナゴ弁当を頂いた。

いい夫婦の日なので夫婦アナゴどうぞなんて張り紙があった。「なので」の部分が気になったが、気にせず頂いた。

 

30代の一時期、やたらアナゴにハマってアナゴばっかり食ってた時期があったなぁ。そもそも最初は宮島で初めてアナゴ丼を食って扉が開いたのだ。

牡蠣は松島でその美味さを覚えた。

天橋立では……ちくわおいしかったです。

 

どこでもきっぷはJR酉の区間に適用されるため、新幹線は新大阪まで。あとは在来線で東へ向かう。できるだけ東へ。

新大阪まで来ると人の多さが際立つ。岡山や広島は大都市でも、大阪は別格だ。

 

そういえば今日は平日だったんだな、下り電車が混んでいた。

京都で減るかと思いきやさらに増え、膳所ならベッドタウンだし降りるやろーと思うてたらさらに混んだ。いやどういう人の流れなんよ?

 

今日は南草津で下車。電車はまだ混んでいる。敦賀から通勤してる人もたくさんいるんですかね?

 

腰痛が気になりだした。ほぼ移動だったもんな。

それでも7000歩は歩いているのよね。

 

●今日の結果

・井原鉄道

・錦川鉄道


どちらもサイズがでかい。