今日は中国縦断の旅。
いつものように7時前にチェックアウトした。乗り鉄の朝は早いのだ。今日も本数が少ないからなんだけどな。
まずは因美線から。タラコ3連で、BOX席が4ユニット/両しかない。他はロングシートだ。
ラッシュ時は少ない編成で客を詰め込む気満々である。実際はどんだけ混むのかわからんが、地方だからとナメてかかると乗れない場合もある。新潟や広島なんかそうだったな。
向こうにはコナンくん列車が入ってきた。
鳥取は人口規模の小ささから、よく「島根と合併しちゃいなよ」だなんて言われるけど、それどころか鳥取は東西で分断されている。
東のコナン、西の鬼太郎だ。空港の愛称も鳥取空港はコナン空港だし、米子空港は鬼太郎空港だ。なんで鳥取に空港が2つあるのか知らんが、米子空港は島根の民も使うのでいい感じで共存しているのだろう。
そんなコナンくん列車を見て「うおう、マジで感動なんだけど」と言ってる人がいた。ファンからしてみればそうだろうな。自分だったら何に感動するかなーと考えてみたところ、万葉線のドラえもん車両を思い出した。気持ちに共感できた。
郡家という難読駅名で下車。「こおげ」と読む。
ここからは若桜鉄道。わかさと聞くと、振り向かないことだとか、ブルーベリーだとかいろいろ浮かんでくるだろう。年寄りやで?
整理券を取った。下車時に精算すればいいやという感覚だったのだが、車内で切符を買っている人を見かけた。
下車時に料金箱に小銭を投入するのが煩わしいと思っている。予め購入できるならしておきたい。
乗務員に往復するかどうか尋ねられた。往復ならば1日フリーきっぷがあるそうな。フリーといっても本数ないしなぁ。でも買っておくかという感じで購入した。
そしたらなんと、終点の若桜駅を往復するより安いじゃん。ええんか?
カードサイズて携帯性にも優れている。そうそうこういうのがいいんだよ。
と、見た目は観光列車なんだけど、窓が汚いのは減点。せっかくのキレイな風景が勿体ない。
カメラを窓に貼り付けるようにして撮れば気にならないとはいえだ。
乗車率は7割。ちょっと少なめではあるがまあまあかね。
終点の若桜駅に到着。
いい佇まいの駅である。THE田舎の駅だ。
鉄印をゲットし、そのまま折り返し便で戻ってしまうのは勿体ない。1時間後の次の便にする。
ここ若狭駅では構内を見学できる。入場料は300円。安いか高いかは人それぞれだろうが、寄付金みたいなもんだ。
SLがいる。
前回来たときは後ろに貨車を連結させ、貨車に人を乗せて(別料金)短距離を往復していた。運ばれていく奴隷だなーと失礼なことを思いながら眺めていた。今もまだ動くのかな?
SLばかり目が行きがちであるが、DDもなかなかのものよ。こっちは動態保存されていそうだな。
尺が45分ほど余ったので、若桜の町とやらはどんなあんばいなのかぶらつくことにした。
駅前の地図には歴史的景観保存地区とか書いてあり、しかも駅からそう遠くない場所にあるとの事で、行ってみた。
そしたら、こんな感じよ。良き。
お寺のイチョウと紅葉の共演も今が見頃。来てよかったー!
道のど真ん中に消雪パイプがあることから、このあたりも豪雪地帯なのだろうと窺える。
若桜町もいいもん持ってるじゃあないですか。車の往来も少なく、川越より自然な感じの蔵の街だった。あと1時間滞在したかったが、そうもいかない。
復路は鳥取行きだった。ボーっとしていると振り出しに戻ってしまう。
みんながお金を出し合って製造された、宝くじ号だ。宝くじを買うと地方鉄道に新型車両が贈られるんだ。
宝くじをどんどん買って、どんどん外れても社会に貢献できる仕組みは尊い。
こっちは水戸岡車でもないふつうの車両。普通に窓がキレイなのが良い。やればできる子。
水戸岡デザインは嫌いではないのだが、あちこちでブロデュースしているので、似たりよったりになってしまい「またか」となってしまうのよね。
運転士は研修中のようで、大きな声で👈😺ヨシ! を連呼していた。研修が終わると言わなくなるよね。
(後半へ続く)