今週の聖句

「不作法をしない、自分の利益を求めない、苛立たない、恨みをいだかない。」

　コリント人への第一の手紙13章5節

今週も引き続き、「愛の章」13章の５節です。

（愛は）不作法をしない：神様の愛には尊敬が含まれます。愛は相手のことを傷つけたり、わざと不作法をしたりしません。愛のある関係では、相手のことを思いやり、相手の意見を尊重し、相手に恥をかかせたり、侮辱したり、卑下に扱ったりすることはありません。モラハラ・DV夫(または彼)に何度、侮辱されたり、卑下に扱われましたか？モラハラ・DVする人はあなたのことを尊敬を持って接することはないでしょう？自分の利益にならないものにはなんの敬意も見せません。自分の気分によってよくなったり悪くなったり激しいわけです。自分に都合の悪いことをしたり、怒らせるようなことをした相手には簡単に恨みを抱いたりします。神様の愛と正反対です。

神様の愛は　あなたにそんな辛い思いはさせません。神様はあなたのことを「大事な娘、貴重なプリンセス、私が選んだ大切な私の子」と呼んでくださいます。

自分の利益を求めない：虐待をする人は、自分のためだけに人のことをコントロールして権力を使い支配しようとします。自分のことを一番に、自分のことだけを考えてと励まされる世の中です。「私のことはどうなの？」という言葉はしょっちゅう聞く言葉です。人間というのは自己中心的で、利己的なのです。なので、人は他の人を優先することを意識的に選択しなければいけません。モラハラ・DVをする人のニーズがいつも優先されて、あなたのニーズは全く無視された経験ありませんか？

私の元夫は、私が小さい息子のビデオを撮っていたら私に向かって「なんで俺を撮らないんだ、Crazy Woman」と罵りました。（ビデオにそれが残っていたのを後で発見しました。）自分の息子なのに、それも小さい子、その子より自分が先って言ってるんですから、呆れました。自分のことばかり、自分の利益を求めて、あなたを無視するようなのは愛とは言えません。神様の愛は、常に私達に最善のものを求めていらっしゃいます。あなたに祝福をもたらすあなたに一番いいことを常に求めてらっしゃいます。

苛立たない：英語での文を直訳すると、「簡単に怒らない」ということですが、言うまでもなく、モラハラ・DVする人は短気で、いつ怒ったり、激怒したりするかわからないことが多いです。被害者は常に気を張っていないといけない状態にあります。過去のミスを掘り起こしてきて、責めたり、何かにつけて喧嘩を売るように挑発したりします。そこには愛はありません。神様はそう簡単には怒りません。いくら怒らせるようなことをしても、私達に無条件の愛を注いでくださいます。

恨みをいだかない。：人間誰もがミスを犯します。意図的に間違った選択をしたりすることだってあります。モラハラ・DVする人はよく、「もう過去のこと（自分が暴力を振るったこと、暴言をはいたことなど）は忘れろよ！」と言ってきます。クリスチャンだと聖書のこういった箇所を持ち出してきて、被害者を責め、「もっとクリスチャンらしくなれ」とか言ったりします。もちろん、聖書に「恨みをいだかない」とあります。だけど、起こったことを忘れるとか、バウンダリーを設定しないと言うことではありません。忘れろとかクリスチャンらしくなれと言ってくる自体がモラハラで、さらにコントロールしている証拠です。神様だけが私達の罪を完全に許し、過去の傷を癒してくださるんです。それが神様の愛です。