モラハラ・DV脱出して、癒しの道のりを歩んでいく上で、ポジティブになろう、自分にいいことだけにフォーカスしようとすることはいい事です。だけど、やっぱり人間、急に何かがきっかけで、急に心にモヤモヤが戻ってきたり、過去の記憶がドーっと頭をいっぱいにしてしまう事は誰にでもある事です。
英語でTrigger（トリガー）と言う言葉がありますが、訳すと引き金と言う意味ですが、何らかの行動や反応（感情や思考）を引き起こすきっかけとなることを指します。
トリガーは色んなところで、それも意外なところでふと心をモヤモヤにさせたり、嫌な記憶を思い起こさせたりします。ある時は映画のワンシーンで、（過去の事をおもいださせるようなシーンかも？）心臓がバクバクして止まらなくなって、映画館を出なくちゃいけなくなったとか、仕事で上司や同僚に言われた事がトリガーとなって悲しみに沈んでしまったとか、テクノロジーが普及している今、他の人のSNSでの投稿などがトリガーになる事だってあります。ヒーリングが進んでるからと言っても、トリガーは意識的な時もありますが、潜在意識である場合が多いので、いつ、どんな感情を引き起こさせるかわからないんです。
では、そんな時、どう対処したらいいでしょう？対処法をシェアします。
STEP.1トリガーがあって不安になったことを認識する
まず最初のステップは、何かにトリガーされた事自体に気づくことです。何がきっかけで、私は怒ってるんだろう、悲しんでるんだろう、など、何がネガティブな感情を引き起こさせたかを認識します。そして、それが過去の自分の経験と関連してるかどうか、身体にどんな変化が起こったか（心臓がバクバクする、胃が痛くなるなど）を気づく事は大切です。そんな時「どうして、これ（トリガーとなった出来事）が自分を不安にさせているんだろう、または怖がらせているんだろう。」と自分に問いかけてみましょう。ここで簡単でもいいので、何がトリガーになって、どうして不安になってるのか、身体に起こった変化などをジャーナルしてみることおすすめです。
STEP.2自分の感情を否定せず受け入れて
トリガーが起こったら、それに対する感情、それから身体に起こった変化に注意を向けて、その感情を否定せず 受け入れましょう。過去の痛み、怒り、悲しみなど浮かび上がってきたら、「こんな感情もっちゃいけない。悲しんじゃいけない」と否定せず、全ての感情を受け入れて、自分に「悲しいんだね、泣いていいよ。」「傷つけられて辛かったね、痛かったね」「怒ってるね、大丈夫」など 優しい声をかけてあげましょう。
STEP.3リラクゼーションテクニックを活用
リラクゼーションテクニックって色々あります。ゆっくりと胸に手を当てて、深呼吸する、リラックスできる音楽、またはアファメーションを聞く、それを聴きながら瞑想する、お祈りをする、タッピングするなど、心を沈め、冷静になれるようなツール、自分にあったものを選んで実践してみましょう。
癒しの道のりで大切なのは、一人で立とう、歩こうとしないこと。サポートで身を固めることはほんとに大切です。トリガーにあった時も一人で悩まず、友達、家族、コーチ、カウンセラーなど、サポートを受けましょう。話していると気が楽になって、感情の整理、精神的な強化になります。
前にも書いたようにトリガーが起こった時の対処法を先に考えておく事は 過去の傷から解放されて、新たな幸せへの道を切り拓いていくために不可欠で大切なツールとなります。トリガーが起こったら、まずはそれを認識して、感情を受け入れ、心を沈めるリラクゼーションテクニックを活用することです。
トリガーが起こってもどうしていいかわからない、どう対処して改善していったらいいかわからない という方、ぜひトライしてみてください。
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