先日、横浜での日本スポーツアロマトレーナー協会の総会、
そしてフォーラムに出席しました。
今回のフォーラムの内容は濃く、特にゲストの管理栄養士であり、
日本アンチドーピング機構のメンバーでもある寺田先生の話は興味深いものでした。
偶然ですが、寺田先生もアテネに男子柔道チームに帯同していかれていて、
その時の選手の食事の話などを中心に聞くことができました。
私も柔道選手のアロマトリートメントや栄養指導をする機会が
増えてきたので、大変参考になりました。
選手達はもちろん、食事だけで補えない栄養をサプリメントで補っています。
まだまだ日本の指導者の一部は若い選手にはなるべくサプリメントを
使わないよう、指導しているようですが、(サプリメントにたよるな!という
精神論の部分も大いにあるかと思いますが。)
実際には若くても、トレーニングをしている以上、運動量や消耗量は変らない
わけなので、私は良質のものであれば、積極的に摂取した方が
身体を痛めないと思っています。
また昔のスポーツ栄養学では糖分に対し肯定的でしたが、
今では完全にアミノ酸が糖分に取って代わりました。
私が勉強している分子整合栄養医学では、もう随分前からタンパク質、
そしてアミノ酸の重要性を唱え続けてきていたので、
やっとそれが一般的な認識になってきたようで、非常に嬉しかったことでした。
またこれは後日くわしく書きますが、血糖値という面からみても
試合前の糖分の摂取はタイミングが非常に難しいといえます。
血糖値が下がると疲労感がでてきますので、この辺を考慮し、
とるのであれば、後半での摂取が望ましいと思います。
栄養相談を受ける中で、血液データをみていても、明らかにタンパク質を
アミノ酸やプロテインで補っている時の方が、データがいいですし、
選手の疲労度の体感の面でも違っています。
また基本のビタミン、C,Bや、ミネラルも汗でどんどん体外へ出て行ってしまいます
。
汗は透明ですが、血液と同じくらい色々なミネラルを含んでいるのです。
とくに重要なミネラルはカルシウム、マグネシウム、へム鉄です。
WADAのドーピングの基準は年々刻々と更新されていますし、
先日も我那覇選手のニンニクの静脈注射が問題になったところですので、
サプリメント全般を推奨するのは危険なのですが、
(海外などのインターネット上でのみ取引されるものについては
かなり危険な成分を含むものも流通しているようですので、内容成分の吟味は重要。)
逆にアマチュアで健康や趣味でスポーツをされる方は、オーバートレーニングでの
体内のタンパク質の異化亢進を防ぐ意味でも、基本となる栄養素の摂取は
充分して頂きたいと思います。
タンパク質の異化(運動や活動によって体内からきりくずし、使われ、出ていく分)
が進むと、筋肉を痛め、怪我や慢性疲労の原因となるばかりでなく、
内臓(とくに腎臓、肝臓など)機能低下につながるケースもあります。
これではスポーツで逆に健康を害することになってしまいます。
でもこういった例は少なくありません。
食事に関していうと、「栄養フルコース型」が主流のようです。
これは外食であっても意識さえあれば実践できることから、
選手のみならず、一般のかたにもおすすめです。
内容は必ず、毎回の食事に主食(炭水化物)一品 肉類(タンパク質、ミネラル)一品
野菜(ビタミン、食物センイ)一品、果物(ビタミン、食物酵素)一品を
含むようにとるということです。私的にはこれに植物性のたんぱく質の何か
(豆類など)がプラスされるとよりいいと思います。
バランス的には、炭水化物が大きな割合をしめないようにするのもコツです。
ご飯などの炭水化物は、エネルギーとして使い切らないと、脂肪として蓄えられます。