こんにちは
ヘルシーワン管理栄養士の五十洲（いそす）です。
「免疫力」をテーマに
配信している今月ですが、
今回は、「腸内環境」の面から
免疫力についてお話したいと思います
腸内環境を整えると
免疫力がアップするといわれますが、
いったいどんな仕組みで
起きているのでしょうか
私たちの腸には腸管免疫という
システムが備わっていて、
外から入ってきた病原菌を
防御する役割を果たしています
腸管内にはたくさんの
免疫細胞が集まっていて
その数は全身の免疫細胞の
約６～７割ともいわれており、
体内で最大の免疫器官なのです
腸内で免疫力が働く
しくみって
小腸の内側には
絨毛（じゅうもう）というひだがあり、
無数の絨毛の表面積を効率よく利用して
栄養素を吸収しています。
小腸内には、この絨毛が
未発達な場所が部分的に点在しており、
その場所を「パイエル板」とよびます。
この「パイエル板」が、
腸管免疫における重要な場所
パイエル板には
免疫細胞の一つであるリンパ球や
マクロファージなどが多数待機し、
病原菌と戦う「抗体」をつくっています。
このパイエル板における免疫機能に
深く関わっているのが、
200種、100兆個以上も存在すると
いわれる腸内細菌です。
健康な人の腸内細菌は
多様性に富んでいるといわれており、
多様な菌をたくさん増やすことが大切です。
そのためには、
善玉菌として働く乳酸菌などの
「プロバイオティクス」
をとり入れること、
そして、善玉菌を育てるエサとなる
「プレバイオティクス」
をとり入れること
が大切です
多様な腸内細菌を
育てるために
腸内環境といえば
ヨーグルト！
ですがそれだけではありません。
昔ながらの日本食は、
腸内細菌を育てるためには
もってこいです。
お味噌汁、漬物などの発酵食品には
腸内で有用な働きをする
善玉菌が豊富に含まれます
また、
発酵過程で生み出される多様な栄養素が
多様な腸内細菌を育てるエサとしても
働くことがわかっています
そして旬の野菜や海藻。
これらに含まれる食物繊維も
善玉菌を育てるエサとして働きます。
逆に、肉食中心の食生活では
悪玉菌が優勢になり、
腸内環境が乱れてしまいます
□外食が多い方
□お肉が好きな方
□野菜をあまりたべない方
□脂っこいものが好きな方
□お酒が好きな方
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などは腸内環境の乱れから
免疫力が低下しがち。。
また、ストレスや睡眠不足も
腸内環境の乱れに影響します。
今こそ免疫力を高めるために、
腸内環境を意識してみては
いかがですか
いかがでしたでしょうか
来週は、
ストレスと免疫力の関係なども
お伝えできたらと思います
何か気になること、知りたいことが
ありましたらお気軽にご連絡ください
