☆本日のポイント
 糖尿病があると白内障になり、かつ進行が急速の場合がある


糖尿病は血糖値が高くなる病。
そして、色々な合併症を引き起こします。

そのうちの一つが白内障。

糖尿病がなくても白内障にはなりますが、糖尿病がある場合には、白内障を発症しやすく、そして進行しやすいのです。

白内障を進行させない点眼薬としては、

カリーユニ点眼液(ピレノキシン)
 水晶体の混濁化を防止。進行を遅らせる。
カタリンK点眼液
 水晶体の透明性を保ち、進行を抑える。

白内障は水晶体という部分が白く濁ってきます。その部分は何をしても元に戻ることはありません。点眼薬も治療する目的ではなく、進行を防いで、現状を維持させることが目的となっています。


通常、白く濁った水晶体は人口レンズで置換することで、視力を回復することができます。その際、自分の目にあった度数のレンズを挿入することが可能です。近視がつよい人も、手術することで、眼鏡なしで遠くを見ることも可能です。

手術するには、血糖管理がよくなければいけません。高血糖が続いている状態では、手術によるに感染リスクが高く、傷も治りにくいからです。

とはいえ、手術しないで白内障を放置し、視力が低下した状態を続けると、網膜症の確認もできない状態となり、突然の失明もあり得る話です。

白内障にならないためにも、もしなっていたらいつでも手術ができるようにしておくためにも、血糖管理は良好に保っておくことが大切ですね。

別途指示のない人は、目標HbA1c7%未満を維持していきましょう。

 

 

 

 


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