☆本日のポイント
 脂肪肝を悪化させないようにすることが大切

気が付けば脂肪肝。

それは普通にあることです。

痩せているとか、太っているとか関係ありません。


健康診断を受けていて、時々腹部エコーのタイミングがあるかもしれません。
あるいは、治療を受けていて、1~2年に1回腹部エコーとか。

その時、肝腎コントラスト、というコメントがあります。

普通はないもの。

ある人は脂肪肝です。

本来は肝臓も腎臓も同じ色のエコー画像なのですが、脂肪肝の人は肝臓が白く光ってきます。腎臓の色と比較して、腎臓より白くなってるよ、という結果。つまりは脂肪がたまって、光ってるよ、ってことです。


そんな時、脂肪肝を少しでも改善するには、
・肥満の人は体重を減らす
・運動していない人は運動をする
・規則正しい食事をする
・夜の食事量を減らす
・アルコール、菓子類、菓子パンを減らす、できればやめる


さて、脂肪肝に対してよい影響を与える薬もあります。
それはACE阻害薬、ARB。高血圧治療薬です。
これらは脂肪肝が線維化して肝硬変になるのを抑えてくれる作用が期待できます。

ビタミンE。抗酸化物質で、組織の酸化を防いで悪化を防いでくれます。

体重を減らす、代謝を改善するということで、肝臓によい影響を与える薬としてはGLP-1RAやGLP-1RA/GIPも脂肪肝を持つ人には血糖値及び脂肪肝改善に期待できる薬といえるでしょう。

糖尿病治療薬ピオグリタゾンも脂質代謝を改善する効果があり、脂肪肝にも期待できます。

同じく糖尿病治療薬メトホルミンも肝臓での代謝を改善し、脂肪肝改善を期待できます。


とはいえ、やはり脂肪肝をすっきり改善してくれる薬というものはなく、適切な食事と運動を行いつつ、薬も併用して改善させていく、そして悪化させない、というのが重要なことです。


脂肪肝とわかった時点で、今の生活習慣は続けてはいけないもの、と自覚して、どんなことでもいいので改善してほしいです。

 


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