☆本日のポイント
  新しいリブレ2はスキャンしなくてもスマホがグルコース値を記録
  

間歇スキャン式CGM(intermittently scanned CGM(isCGM)。
いわゆるフリースタイルリブレという血糖測定器は、皮下に細い針のようなものを差しておくセンサーで、センサー内には8時間分のデータが記録されます。


その保管されているデータをリブレリーダーやFelicaチップ内蔵で専用アプリをダウンロードされたスマートフォンをセンサーに近づけてデータを読み取ることで、グルコース値の流れをみることができます。


この操作をしないと、8時間以上経過したデータははどんどん削除されてしまうので、グラフが途切れてしまうということもよくある話でした。


2023年12月に登場したリブレ2は、このスキャンするという操作がなくても、データーをBluetooth経由で専用アプリをダウンロードしたスマートフォン送信してくれるという機能が追加されました。

データが途切れていると、その間は高いのか低いのかちょうどよいのかわからないため、薬を増やしたり、食事や運動の指導を行うことが難しいのですが、データがつながることで、より積極的な治療戦略をたてることができます。

もちろん、今のグルコース値を知りたい、という場合はスキャンすることも可能です。

そして、スキャンするとメモ機能があるため、そこに食事や運動、インスリン量などの記録をしておくことができます。食事前や運動前、注射の前にはスキャンする、というのが望ましいですね。

リブレ2とスマートフォンの組み合わせでしか実現しないので、リブレ利用中の患者様で、今後スマートフォンを買い替えるときは、Felicaチップ搭載のスマートフォンを購入してほしいな、って思います。ちなみにiPhoneは現在の汎用品はすべて搭載されているそうです。


参考:糖尿病ネットワーク
血糖測定機器を知る https://dm-net.co.jp/trend/knowing/001.php

 

 


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