☆本日のポイント
水に溶かして飲む便秘治療薬
糖尿病は神経障害で便秘や下痢、腹部膨満感など消化器のトラブルが多発する疾患です。特に便秘は、腎機能を悪化させたり、腸の疾患を増やしたりと体にとってよくありません。
とにかく、早く便秘を解消してほしいものです。
日ごろからの水分摂取は、便秘予防にも効果がありますので、特に夏場は喉が渇く前に、水分を補っておきましょう。
治療の第一歩は食事や運動の改善にあります。
それを行ったうえで、解消しない便秘は、薬物療法を開始します。
モビコールという薬は粉薬でありながら、必ず水などに溶いて飲む必要があるお薬です。少し塩味を感じ、飲みにくい人は、リンゴジュースや冷ましたお味噌汁に溶かすと飲みやすいです。
幼児から高齢者まで、安心して飲んでいただける下剤です。
モビコールLD製剤の場合１包６０ｍLに溶きます。
１日１～６包
１回１～４包
１日１～３回に分けて内服します。
大腸カメラの検査の前処置薬のモビプレップと同じ成分が含まれていて、腸管内の水分を増やし、便をやわらかくして排便を促します。
体の中には吸収されませんので、腎臓や肝臓が悪い人でも安心して内服することができます。
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