☆本日のポイント
  ワーファリンの代わりとして登場した薬

ワーファリンは血液を固まりにくくして、何かの拍子で血流が滞ってしまったときにできる血の塊(血栓)を作りにくくする薬です。

非常によい薬ではありますが、問題点として

①効果発現に時間を要する(投与後12~24時間目に初めて発現し、十分な効果は36~48時間後に得られる。また、その作用はその後48~72時間持続する)
②相互作用があり、効果が安定しにくい

③用量の個人差が大きい

これらの問題点を改善したいと、開発されているのがDOAC(直接作用型経口抗凝固薬[direct oral anticoagulant])です。

 2011年にダビガトランエテキシラート(プラザキサ®)、2012年にリバーロキサバン(イグザレルト®),2013年にアピキサバン(エリキュース®)、2014年にエドキサバン(リクシアナ®)などの直接作用型経口抗凝固薬が非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制の適応がとれました。食品の影響を受けず、納豆などを食べることができ、また薬物相互作用が少なく、定期的なモニタリングがいらないたいへん便利な薬剤です。


これらの薬はワーファリンの代わりと認識しておきましょう!
 

 


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