☆本日のポイント
  ナトリウムが血圧値を左右する
  
糖尿病患者さんの血圧高値は、合併症進行に影響を与えるため、治療を厳格に行っておく必要があります。

血圧が高い、というだけで、虚血性心疾患・脳血管疾患などの動脈硬化性疾患、腎機能低下を悪化させます。

血圧維持に欠かせないのはナトリウム。

絶対に体に必要だけど、摂りすぎの人が多いですね。

ナトリウムとは塩分。塩化ナトリウム(NaCl)です。
塩分はどんなものでも美味しくしてしまうもの。

塩分濃いめの食品は、美味しく感じることが多いので、食べ過ぎの原因にもつながります。結果的に、体重増加、血圧上昇につながるのですね。

ナトリウムを排泄する目的で作られている薬が、いわゆる利尿薬です。

ループ利尿薬、チアジド系利尿薬、抗アルドステロン薬などがあります。

体内のナトリウム量を適切に調節することで、血圧が適正になることを期待しています。

最近登場した、SGLT2阻害薬という尿糖を排泄する糖尿病治療薬もナトリウムを排泄します。

糖尿病治療薬で、糖分と塩分を排泄できるというのは、少々の食べ過ぎもカバーしてくれる現代社会にあったお薬なのかもしれません。

ただし、極端な糖質制限、検査などの絶食時、シックデイにて食事量が極端に少ない時にはケトーシスのリスクが高まりますので中止する必要があります。

 


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