区の消費生活センターで、「安心して食べられる食品とは?」のシリーズ。
昨年、天笠氏の「添加物」のセミナーがとても良かったので今回も参加。
日本では、「遺伝子組み換え食物」は規制されてるとはいうものの、"表示義務のない"家畜の飼料、食用油や加工食品の原料として、間接的に大量消費している。
そこへ、更に技術が進化した『ゲノム編集作物』を聴いて恐ろしくなった。
中国ではペット用にマイクロ豚を開発。
遺伝子を操作された動物実験では、以下のデメリットが報告されている。
・3,4世代目に影響が出る
・解毒機能(腎臓・肝臓)の低下
・免疫力低下
・ひ弱
違いは、
●遺伝子組み換え・・収量を増やしたり育てやすくしたりするために、作物や動物の全遺伝子「ゲノム」の中に、外から新たな遺伝子を導入する。細菌やウイルスなどを使って導入するため、ゲノムのどこに遺伝子が入るか制御が難しい。
●ゲノム編集・・人工酵素を使い、高い精度でゲノム内の狙った遺伝子を改変できる。今は元々生物が持っている遺伝子の改変が多いが、理論的にはゲノムの狙った位置に外から新たな遺伝子を入れることもできる。
(コトバンク)
★ 日本は、遺伝子組み換えに比べて規制対象外が拡大
タイプ-1 DNAを切断
タイプ-2 切断と同時に少量のDNAを導入
タイプ-3 切断と同時にDNAを導入
環境省はタイプ-1を規制から外した
厚労省はタイプ-1,2を規制から外し、タイプ-3も例外を設けた。
では、どうすればいいのか?
・現在流通している4種類(トウモロコシ・大豆・菜種・綿)以外の作物から作られている食品 e.g. こめ油・ごま油・紅花油など
・できるだけ素材から調理(加工されるとわからないため)
・外国産の場合は有機を選ぶ
・遺伝子操作食品を扱っていないorできるだけ排除の生協・産直から購入
天笠氏は、リンゴを例に挙げ、「リンゴの気持ちをわかってないのが気に食わない。
人間の都合ばかり考えている。」と熱くなった。
「なぜ、変色しないリンゴを作る必要があるのか?」
ポリフェノールが関係し、表面を変色させることによって、中味の酸化を防ぐ。
ということは、変色しないリンゴは酸化する。
確かに、変色は意味があってなされることで、自然の摂理に逆らっていると、いつかしっぺ返しが来て、人類は後悔する時が来るような気がする。