テレビやネットで自律神経という言葉をよく見かけるけど、どんなものなのかは知らない。

自律神経とダイエットとの関係や自律神経を整える方法を知りたい。と考えていませんか?

 

 

 本記事では、以下の内容を解説します。

 

 

目次

 

1.自律神経とは

2.自律神経の働き

3.自律神経とダイエット(モナリザ症候群とは)

4.自律神経が乱れる原因

5.自律神経の整え方

6.まとめ

 

 

 

■1.自律神経とは【自律神経の乱れは太る原因に】

 

 

 

 私達の体は、体内や体外からの刺激に応じて、意識的に身体部位を動かしたり、無意識に呼吸や血流を変化させるといった生命活動を行っています。これらの活動を行うための調節機能が神経系とホルモン・酵素です。

 

 自律神経は神経系に分類され、循環器、消火器(消化・吸収)、呼吸器、代謝などを調整するために休むことなく働き続けている神経です。つまりダイエットに欠かせないエネルギー代謝の司令塔と言っても過言ではありません。

 

 したがって、不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、体の器官にさまざまな不調が現れ、エネルギー消費が上手くいかずに太りやすくなるのです。

 

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■2.自律神経の働き

 

 

 

 自律神経には、昼間や体が活動しているときに働く「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに働く「副交感神経」があります。

 

□2-1.交感神経の働き

 

 昼間や身体の活動時に働く交感神経は、一言でいうと人間がエネルギーを消費し、活動するために身体を調節する神経です。主な働きは、瞳孔を動くようにしたり、心臓の動きやその周囲の血管の働きを促進したり、エネルギー代謝を促進したりします。また、胃腸の消化吸収の働きを弱め身体の活動に適した状態を作ります。

 

 

□2-2.副交感神経働き

 

 人間が活動するためにエネルギーを消費させようとする交感神経に対して、夜間や休息時に働く副交感神経は、エネルギーを蓄積させようとする働きがあります。副交感神経は、心拍数を抑えたり、血圧を下げたり、消化吸収を促進したりして身体の回復に適した状態を作ります。

 

 

 

■3.自律神経とダイエット(モナリザ症候群とは)

 

 

 

  自律神経はエネルギーの蓄積や代謝をスムーズに行う役割を担っているため、ダイエットまたは太らない体づくりで自律神経を調整することはとても重要です。肥満の主な原因は過食によるものというイメージをお持ちの方は多いと思いますが、興味深い研究データがございましたのでご紹介します。

 

 1990年に神戸で開催された国際肥満学会で、アメリカのブレイ教授により「モナリザ症候群が発表されました。「モナリザ症候群」とは「Most obesity known are low in sympathetic activity」の頭文字をとったもので、アメリカにおける男性肥満者のデータをまとめた結果、肥満の原因は過食によるものよりも自律神経の乱れによるものの方が圧倒的に多かったことを示していました。

 

 したがって、肥満の原因は過食によるものと一概には言えなくなり、日々の生活を見直し、自律神経を調整することがダイエットや肥満対策に必要だということが明らかになったのです。

 

 

■4.自律神経が乱れる原因

 

 

 

□4-1.肉体的、精神的ストレス

 

 人間関係、仕事での悩みや不安による精神的なストレス、疲れ、ケガ、さらには音、光、温度などによる肉体的なストレスが自律神経の乱れを引き起こす主な原因です。過剰なストレスは交感神経と副交感神経のバランスを乱し、エネルギーの蓄積と代謝がスムーズに行えなくなります。

 

□4-2.不規則な生活

 

 私達人間は、体の一定のリズムに従って動いています。寝不足や昼夜逆転、偏った食生活などを続けると、そのリズムが狂わされ交感神経と副交感神経のバランスが乱れます。

 

 

 

■5.自律神経の整え方

 

 

□5-1.ストレスをため込まない

 

 仕事や家庭、学校での人間関係はストレスになりやすいですが、だからと言ってストレスをため込むのは良くありません。気持ちをコントロールしてストレスに強くなったり、悩みを誰かに相談するなどしてストレスをため込まないようにしましょう。

 

 音楽を聴いたり、湯船につかったり、アロマセラピーを取り入れるなどして自分なりにリラックスできる空間を作ると効果的です。

 

□5-2.生活習慣を見直す

 

 身体のリズムをなるべく一定に保てるように規則正しい生活を送りましょう。1日3回しっかり食事をとったり、睡眠時間をしっかり確保するなど生活習慣に気を付けましょう。なるべく決まった時間に食事をとるのがおすすめです。

 

 

□5-3.適度に運動する

 

 適度に運動すると、運動不足が解消されると同時に気分がスッキリしてストレス発散にもなり精神的に余裕が生まれます。また、運動習慣を身に付けることで生活のリズムも作ることができます。ウォーキングなど続けられそうな運動を続けられる頻度で行うのがおすすめです。

 

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□5-4.その他の方法

 

 他には、仕事のストレスとの付き合い方がよく書かれているビジネス書を読んだり、イライラを抑える効果があるカルシウムを摂ることがおすすめです。カルシウムは牛乳、チーズ、ヨーグルトといった乳製品やめざしや干しエビ、わかさぎなどの小魚、ホウレンソウ、小松菜、チンゲン菜などの野菜に多く含まれておりますので、積極的に食べましょう。

 

■6.まとめ

 

 いかがでしたか。

 

 自律神経には交感神経と副交感神経があり、自律神経は体を動かしたり休ませたりするのに適した体内環境を作る役割を担っています。

 

 そのため、ストレスや不規則な生活習慣が原因で自律神経が乱れると、エネルギーが上手く代謝されなくなり、太る原因となってしまいます。

 

 リラックスできる空間を作ったり、適度に運動するなどしてストレスを発散し、規則正しい生活を心がけましょう。

 

 

 

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