こんにちは。からだプランの橋本です。普段は総合診療医として働いています。

ちょっと昔の話なのですが、私は医学生の時はとてもノンベエでした。昼間は大学で思いっきり勉強して、その後は部活に行って、部活の無い日はアルバイトをして、それ以外の時間はずっと勉強か飲み歩きでした。そして、飲み歩きでは、色々な職業の人と出会い、語り合いました。その時にあった会話をご紹介したいと思います。

 

おっちゃん 「そうかい、君は医学生かい。頭が良いんだねえ。」

橋本    「確かに勉強はいっぱいしましたね(^^」

おっちゃん 「医学は楽しいかい?」

橋本    「ええ、とっても。幸い、医学が楽しいものだと気づかせてくれた仲間がいます。」

おっちゃん 「いい仲間と出会ったねえ。私なんかはアホだから、勉強なんて苦手だよ。高校も出ておらん。」

橋本    「面白いと思って勉強していたら、アッという間に一日が経っています。おっちゃんにも楽しく感じる事があれば、きっとそうなりますよ!はははっ(*´▽`*)」

おっちゃん 「それは君にとって天職だ。大切にするといい。こんなノンベエと一緒に飲んでいては良くない。」

橋本    「またまた~おっちゃんいい人♪」

 

後から知ったのですが、この方はある企業の社長さんで凄い人でした。いやあ、世間知らずは恐ろしい(/ω\)

という事で、医師でない人に向けて、医学の勉強の仕方について語ってみたいと思います。

 

 

☆医学って何を勉強する学問?

そもそも医学は何をする学問なのでしょうか。命を救うための学問、医療を学ぶ学問など、色々な声が聞こえてきそうです。

 

医学というのは「人の身体を学ぶ学問」です。人の身体の仕組みについて、色々な角度から学ぶのが、医学という学問なのです。

 

例えば、医学部で学ぶ学問の中で、「解剖学」という学問があります。解剖学では、どこに骨があって、どこに筋肉があって、どこに内臓があって、どこを血管や神経が走っているのかという事を学びます。

また同様に、「生理学」という学問があります。生理学は身体の中でどのような事が起きているか学びます。ちょっと難しいのですが、呼吸とは何か、心臓はどうして動くのか、など色々な事を勉強します。

そして、「整形外科学」では、解剖学を応用して、整形外科的な疾患についてアプローチする方法を模索します。

更に、「内科学」では、ありとあらゆる知識を応用して、内科的疾患についてアプローチします。

 

このように、医学とは、身体の「正常構造」だけでなく、「疾患」をも通して、人間の身体について学ぶ学問なのです。

 

 

☆専門家にしか無理?

確かにこう聞くと、「私は医療従事者でもないし、人間の身体について学ぶ機会なんてないから無理だ」と思われる方もいるかもしれません。しかし、医療従事者だから医学を勉強できるかというと、そうとも言えません。

 

確かに医療従事者であれば、医学を学ぶ機会は多いかもしれません。医者であれば、それを職業にして生きていますので当然多いと言えます。ですが、人間の身体について全部知ってる人なんていません。

 

私は元々医学が大好きだったこともあり、色々な疾患に触れたくて総合診療医(内科医)を選びました。そして、外来には色々な症状や疾患の人が来院します。そこで本当に常々思うのが、「自分って、悔しいぐらい本当に知らないことだらけなんだな」という事です。どんな先生も、先輩や同期、時には後輩にも聞きながら、調べながら、本当に合っているかどうか、ちゃんと出来ているかどうか、いつもビクビクしながら医療をしています。

 

医療従事者かどうかは関係なく、元々極める事の出来ない学問に対して、どれだけアプローチできるか、というのが医学だと思います。凄く深くて、面白くて、舐めてかかると絶対に痛い目を見る学問だと思います。

 

人の身体に関する事なので、治療は絶対に専門家(病院)をお勧めします。ですが、医学の勉強や病気の予防など、自分でできる事は自分で勉強して、自分の力で実践するのは、とてもいい事です。私の大好きな医学なので、是非楽しんでほしいなあと思います(*´▽`*)

 

 

☆自分に興味のある事から

勉強のきっかけとして、色々な切り口があっていいと思います。西洋医学や東洋医学、整形外科や内科など、本当に色々な切り口があります。興味を持ったら、それについてどんどん調べていく気持ちが大切です。素人とか専門家とか、勉強の得意不得意とかは関係ありません。楽しむ気持ちが大切です(^◇^)

 

・医学に関して色々な事を知りたい

・何をしたらいいか分からない

・医学を楽しみたい

・実践的に、病気になりにくい身体を作りたい

 

からだプランはこんな人におすすめです。是非、最大限活用してくださいね。

 

 

☆今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。からだプランでは、このような健康コラムで知識を、プラン(体験)で実際に身体を動かして、女性が理想の身体を目指すために必要なホームページを作っています。是非一度ご覧くださいませ。頑張って作っているので、きっと楽しいと思います(*´▽`*)

 

からだプラン公式ホームページはこちら

 

以上、からだプラン代表医師の橋本でした。

 

こんにちは。からだプランの橋本です。普段は総合診療医として働いています。

まあ当たり前かもしれませんが、周囲に看護師さんが多いので、良く受ける相談があります。ちょっとご紹介したいと思います。

 

看護師 「先生ちーっす。コラム読んでるよ。はい、どういたしまして。お金ちょーだい」

橋本  「あなたの頭部MRIを予約しますよ。」

看護師 「ねえ、あたしら看護師とかって、夜勤とか準夜とか色々あるから、生活習慣とか無理だよ。」

橋本  「まあシフトとか残業とかも色々あるよねえ。」

看護師 「そうそう。だからお金ちょーだい。それで仕事辞めてジム行くから」

橋本  「天才的な発想だ。」

看護師 「ありがと。両方とる方法ないかなあ。」

橋本  「仕事をとるか、生活習慣をとるか、それとも頭部MRIをとるかって事?」

看護師 「ちっきっしょ~(小梅太夫風)」

 

ということで、看護師さんの理想的な生活習慣について、考えてみたいと思います。

 

 

☆生活習慣とは何か エネルギーの観点から

改めて、生活習慣とは何か考えてみたいと思います。

まず前提として、人間は細胞の集まりです。細胞というのは「小さな生き物」の事です。つまり、生き物なのでエネルギーが必要です。

 

そのエネルギーはどのようにして取るのでしょうか。

太陽エネルギーでしょうか?いえいえ、それでは植物の光合成になってしまいます。私たち人間は主に、「食事」をエネルギーの元としています。食事を食べなければ、栄養失調で死んでしまいます。

 

次に、その食事のために、人間はどうする必要があるでしょうか?

そうですね、食事をとりに行ったり、食事という行動をするためにも身体を動かさなければなりません。昔で言えば、直接マンモスや魚を捕りに行って、焼いて、口に運んでいたでしょう。現代であれば、仕事をして、お金を稼いで、お総菜を買いに行って、料理をして、口に運んだり、外食に行ったりするでしょう。それらを「運動」と言います。

 

しかし、人間は細胞の集まりです。一日をフルに使って、食べたり運動したりし続けては、いずれ限界が来てしまいます。食べる量にも、動ける量にも限界があるのです。その時に、エネルギーを蓄えるために、生き物はある方法を使いました。身体を動かさない、という方法です。それを「睡眠」と言います。無駄なエネルギーを使わず、傷ついた組織があればそれを回復するのが睡眠です。すごい技です。

 

まとめます。人間は細胞の集まりなので、エネルギーを取り、使い、蓄える必要があります。それらを、食事・運動・睡眠と言い、まとめて生活習慣と言います。そのバランスが崩れてしまうと、身体によくないのです。

 

 

☆完璧な生活習慣ってあるの?

そもそも完璧な生活習慣とは何でしょうか。朝6時に起きて、7時、12時、17時にご飯を食べて、22時に寝る、ということでしょうか。それは理想的に見えて、本当に正しいのでしょうか。というか、それって出来るんでしょうか?笑

 

確かに生活習慣というと、「習慣」なんて言葉を使っているので、毎日決められた時間でないとダメなように感じてしまいます。しかし、医学的に「完璧な生活習慣はこれだ!」というものはありません。生活習慣は、人それぞれのものであって、正しいものがあるわけではないのです。自分にあった生活習慣を作れるかどうかがポイントだと思います。私は、この現代では、あまり時間にこだわり過ぎないのも大切かなと思っています。

 

完璧というものが無い以上、完璧を目指すのではなく、自分に合ったバランスを探す方が大切だと考えます。

 

 

☆仕事が生活習慣を乱す?

仕事が生活習慣を難しくしているのではないかと言う意見があります。

 

確かに、夜勤や準夜で夜中に起きていなければならない事もあります。子育てであれば、夜泣きや旦那さんの仕事に合わせて、夜中や朝早くに起きなければならないことも当然あると思います。しかし、「それらが生活を乱している」と考えるよりも、「生活の一つ」と考えて、どのように組み込むかを考えるのが良いでしょう。それを医学的に「生活強度」とか「運動強度」とか言います。

 

具体的に説明します。先程のエネルギーの話に戻りますと、仕事や子育てや介護は、「運動」の一つです。人間という細胞の集まりが、摂取したエネルギーを「使う」ことです。身体を動かす仕事をしている人は、それだけ沢山のエネルギーを使っていますし、一日中座っている仕事をしている人は、少ないエネルギーだけを使っています。そして、使ったエネルギーの分だけ食事や睡眠が必要になります。

 

つまり、「乱されている」と考えるのではなく、「運動としてエネルギーを使っている」と考えます。人それぞれの運動(仕事や子育てや介護)があるので、人ぞれぞれの生活習慣があるのです。

 

 

☆本題!看護師さんの生活習慣の作り方

では、看護師さんの生活習慣の作り方について、オリジナルで考えてみたいと思います。

 

1.仕事について

まずは、看護師さんの仕事について考えてみたいと思います。看護師さんは、立ったり動いたりする量がとても多いので、仕事の中でも運動強度はある程度高い方だと考えます。

 

2.食事について

仕事の運動強度が高いので、一日三食はしっかりとった方が良いでしょう(細かい計算は省きます)。しかし、夜勤や準夜などもあるので、毎日の食事の時間にばらつきが出てしまう事もあるかもしれません。確かに、食べる時間は毎日同じ時間の方がいいと言われていますが、そうは言っていられないので、一日の総カロリーがきちんと三食分になっているかどうかを目安に考えるのが良いと思います。例えば、休憩の時に小さなお弁当など、軽く食べるようにすることで、欠食をしないようにすることが重要です。エネルギーが足りなくなってしまうと、どうしても免疫力が落ちて、風邪をひきやすくなってしまいますし、筋肉が分解されて基礎代謝が落ち、太りやすい身体になってしまいます。

 

3.運動について

仕事が忙しかったり不規則だったりするせいか、運動の習慣が作りにくいのが看護職だと思います。ですが、私としては、そんな看護師さんこそ、週に1回以上の運動の習慣をおすすめします。理由としては「ストレスの解消」のためです。

 

看護師さんは、苦しんでいる患者さんやそのご家族さんと直接接する時間が長かったり、人の心に寄り添ったりする仕事ですので、無意識にも相当なストレスがたまり続けています。そのストレスは、仕事という運動では発散する事は困難で、別の事で発散する必要があります。

 

そんな時に、運動の習慣があると、うまくストレスの解消になり、また健康面でとてもプラスになります。そして、運動という運動でなかったとしても、自分にとってストレスの解消になるような「趣味」や「習い事」、「仲のいい友達と遊びに行く」なども大切な運動です。是非検討してみてください。

 

4.睡眠について

最後に睡眠についてです。看護師さんは不規則な勤務時間のため、睡眠サイクルを作るのがとても難しいと思います。時にはシフトが理不尽なほど詰め込まれていたり、ストレスで眠れない日が続く事もあると思います。

 

看護師さんはメンタル的に強い人も多いので、睡眠について疎かにしてしまいがちなのですが、身体もメンタルも無意識にすり減っています。意識的に休む時間をスケジュールに組み込んだり、疲れている時は横になり、もし意識が落ちなかったとしても、目をつぶって横になって身体を休ませるようにしましょう。

 

 

☆生活習慣の作り方

年齢、性別、体重、職種など、人それぞれの生き方があります。そして、自分に合った生活習慣を「作る」ことを意識するようにするといいと思います。そして、からだプランでは、その人に合った生活習慣を作るためのヒントを、沢山提案しています。例えばプラン(体験)では、生活習慣に組み込める運動が色々あります。また、このような形で、医学を楽しめるように、健康コラムを書いています。是非最大限活用してくださいね。

 

☆今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。からだプランでは、このような健康コラムで知識を、プラン(体験)で実際に身体を動かして、女性が理想の身体を目指すために必要なホームページを作っています。是非一度ご覧くださいませ。頑張って作っているので、きっと楽しいと思います(*´▽`*)

 

からだプラン公式ホームページはこちら

 

以上、からだプラン代表医師の橋本でした。

 

こんにちは!からだプラン代表医師の橋本です。総合診療医として働いています。今日は腎硬化症というタイトルでコラムを書いていきたいと思います。腎硬化症は次のようなエピソードが多いです。ちょっと外来の様子を見てみましょう。

患者さん 「先生はじめまして。今回は健康診断で尿タンパクがあると言われて来ました。」
橋本   「ちょっと見せてもらっていいですか。ふむふむ。確かに尿タンパクが陽性ですね。あれ、高血圧もひっかかっていますね。」
患者さん 「ああ、その高血圧はいつもそうです。あんまり気にしてないです。尿タンパクって調べたら腎臓の話ですよね。さすがに腎臓は怖くて。」
橋本   「いや、もしかしたら、その尿タンパクが高血圧と関係あるかもしれませんよ。」
患者さん 「え、高血圧って脳の血管がパーンといって、苦しまないからいいかなとか思ってたんですけど。」
橋本   「そんなことありませんよ!腎臓と血圧は密接に関係があります!」

ということで、今回は腎硬化症を通して、腎臓と血圧の関係について考えていきたいと思います。

 

☆腎臓とは?

さて、腎硬化症のお話をする前に、腎臓のお話をしたいと思います。

腎臓は、血液をろ過して要らないものを尿として排出する臓器です。血液のための「ふるい」を想像すると分かりやすいと思います。血液の中の不要なものをおしっこにするための臓器です。

そのため、腎臓は沢山の血管の集まりになっています。そして、それは細い動脈で「細動脈」と呼ばれます。この言葉は後々に出てくるので、ちょっと覚えておいてください。

 

☆腎硬化症とは?

いよいよ腎硬化症のお話です。先ほど、腎臓には細い動脈(細動脈)が集まっていると言いました。この細動脈が、高血圧によって動脈硬化になると、どうなってしまうでしょうか。

ちなみに、高血圧というのは「血管を押す圧力」が高いという事です。つまり、細い血管が傷ついてしまうという事を意味しています。それが動脈硬化です。そして、動脈硬化を起こすと、その血管は細くなります。細くなった血管は、その先にある組織に、十分な栄養や酸素を送れなくなります。もともと細い動脈であれば、そのまま詰まってしまう事もあるでしょう。それが、高血圧による動脈硬化の怖さです。

それが細い血管の集まりである腎臓で起こってしまいます。腎臓がボロボロになってしまって、結果として尿にタンパクが表れてしまうのです。それが尿タンパクなのです。

 

☆治療・予防方法について

腎硬化症の治療は、これ以上の進行を食い止める事です。つまり、これ以上動脈硬化を起こさないようにすること、高血圧の治療となります。

高血圧の治療は、血圧を下げるための治療、すなわち生活習慣の改善です。肥満があれば運動による減量が必要ですし、塩分が控えめの食事も大切です。内服治療は二の次になります。

では腎硬化症にならないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。そうですね、やっぱり生活習慣の改善で血圧を上げすぎないようにする事ですね。からだプランでは生活習慣を改善するために必要な全てのノウハウが含まれています。是非楽しく活用してくださいね(*^▽^*)

 

☆今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。からだプランでは、このような健康コラムで知識を、プラン(体験)で実際に身体を動かして、女性が理想の身体を目指すために必要なホームページを作っています。是非一度ご覧くださいませ。頑張って作っているので、きっと楽しいと思います(*´▽`*)

 

からだプラン公式ホームページはこちら

 

以上、からだプラン代表医師の橋本でした。