平素より大変お世話になっております。からだプラン代表医師の橋本将吉です。

からだプランを運営する弊社、株式会社リーフェは2017年5月23日に7周年を迎えましたのでご報告申し上げます。

 

振り返ってみると、昨年度は本当に色々な事がありました。

 

弊社事業の一つ、医学生専門の個別指導塾「医学生道場」では、沢山の可愛い生徒さん達の進路や進級に関わる事が出来ました。本当に沢山の笑いがあり、努力があり、驚きがあり、感動がありました。

 

また、女性向けの健康体験予約サイト「からだプラン」では、2月に経済産業省さんのイベントに参加させて頂いたり、6月には武蔵野生涯学習振興事業団さんで講演をさせて頂くことが決まりました。徐々に徐々にですが、活動の幅が広がってきたように思います。

 

ここに書ききる事が出来ないぐらいの様々な出来事があったのですが、実は一番大きな変化は私の心の変化でした。私にはずっと抱えていた、辛く感じている矛盾がありました。それは医師と経営者の両立です。

 

私は尊敬する大好きな祖父母の経営者の背中を見て育ちました。そして、医学生の時に、「やりたい事は早ければ早いほどいいはずだ!」と焦って、会社を立ち上げました。しかし、経営者と医師の両立というのは、当時の私が想像していた以上に大変なものでした。

 

経営者は、お客さんやスタッフを含めた関係者の事を常に考えなければなりません。何かあった時にすぐに対処しなければ、全てが簡単にストップし、沢山の人に迷惑をかけてしまいます。

 

また、医師は患者さんの事を真剣に考え、分からない事があれば勉強し、相談し、最善の治療が出来るよう知識をアップデートしていかなければなりません。一緒に働く仲間への思いやりも忘れてはいけません。大きな病院で、沢山の先生方に囲まれて働くことのできる経験は、医師として大変重要なものです。

 

経営者としても成長したい。医師としても成長したい。どちらも本当に未熟であり、何か悔しい思いをするたびに、どちらか一方だけを選び、どちらか一方を捨てた方が良いのではないかと悩みました。患者さん、お客さんのためにも、そうしなければならないのではないかと何度も何度も悩みました。そしてそういう時は、無理矢理にでも仕事を見つけ、がむしゃらに働くことで、考えないように目を背けていました。それが私の中の大きな矛盾でした。

 

しかし、こんな私を支えてくれたのが、お客さんと患者さん、そして大切な仲間でした。

 

昨年11月頃、会社がとても大変だった時期、長く通院してくれている患者さんが、外来に入って来た時の話です。「よっ社長♪元気に副業やってるかーい?」と言いながら入ってきて、「何をしかめた顔をしてるんだい。先生は先生だからいいんだよ、若いんだからやれること全部頑張りなー」と言ってくれたんです。

 

また、最近は医学生向けのコラムや健康コラムを必死に書いているのですが、沢山の方がいいねをしてくれるのは、なんだか生き方を認めてくれている気がして、実はとてもとても救われる思いです。ありがとうございます。

 

そしてすごく大きかったのは、昨年5月、母校の杏林医学部ラグビー部のOBの先生なのですが、私がずっと思い描いていたような、理想の背中の先生と出会う事が出来たことです。経験から組み立てられる論理は、まさしく包容力そのものです。その上、先生に「自信をもって橋本君らしくでいいじゃない」と仰って頂き、弱音を吐いている場合じゃない、もっともっと頑張らなければならないと思いました。

 

7周年を迎え、やっと私は決意することが出来ました。今はまだ医師としても経営者としても未熟ですが、どちらであったとしても、喜んでくれる人のために挑戦し、経験し、頑張っていきます。それがきっと、私独自の診療スタイルを作り、あるいは答えを探している医学生達に見せる一つの背中であり、そして他の会社では絶対に真似できない、からだプランのホームページを作りあげることになると思います。

 

今後とも、株式会社リーフェとからだプランをどうぞよろしくお願い致します。

 

株式会社リーフェ 代表取締役医師 橋本将吉