東日本大震災の津波で死亡・不明となった岩手、宮城、福島3県の消防団員計253人のうち、少なくとも72人が海沿いの水門・門扉の閉鎖に携わっていたことがわかった。

自治体の委託で行っているケースが多いが、地震直後に海へ向かう危険な作業のため、遠隔操作できる門を増やすよう求める声が以前から出ていた。

国は、当時の状況などを検証するほか、水門閉鎖のルールや運用の変更についても検討を始める。

川などへの海水浸入を防ぐ水門や、防潮堤の内と外を出入りするための門扉の数は3県で計約1450基。

総務省消防庁によると、震災で死亡・不明になった消防団員は岩手県119人、宮城県107人、福島県27人。

このうち閉門作業にかかわった人数を各市町村、消防機関に取材したところ、岩手県で59人、宮城県で13人に上った。福島県で団員の死者が出た6市町は民間業者や住民組織などに閉門作業を委託しており、同県浪江町では水門を閉めに行った住民1人が死亡した。

各自治体や総務省消防庁によると、死亡・不明者は閉門中に津波にのまれたケースもあるが、閉門後に住民の避難誘導にあたるか、自身の移動中などに被災した例が多いという。


yahooニュースより転用


津波が来るのが分かっていて、水門を閉めに行くなんて・・・凄い恐怖感だったでしょうね。


「自分たちの町や村は、自分たちで守る!」


そんな強い使命感で、活躍された方々だったでしょうね。


しかし、今回の震災 津波の規模を、この情報化社会で この消防団の方にお伝えする手段は無かったのでしょうか?


あれだけの津波で、水門を閉める任務が本当に必要だったのでしょうか?


いつも後手後手になる行政!


過去の津波の規模などから、水門を閉める云々より、避難を優先する。


避難誘導の効率的なあり方・伝え方


そんなマニュアルがあったら、尊い使命感に満ちた命を救うことは出来たのではないでしょうか?


「命を犠牲にしてまで、やらなきゃいけない消防団の活動なんてない!」


私は、入団した当初 先輩にそう教わりました。


それでなくても、高齢化、団員数の低下に悩む消防団にとって 次の担い手に響く悲劇だったでしょう。


253名の消防団員の方に敬意を表します。