1月20日の日経産業新聞に、国の化学物質管理について記事が載っていました。
普段、健康に関わる製品を作っているからこそ、このような記事には敏感になってしまうのですが…。
記事によると、世論調査では約67%の人が「化学物質に対して不安があるものが多い」と回答しているそうです。
日本では『化学物質審査規正法(化審法)』という規格があり、危険性がある化学物質の情報を事業者が公開し、製品や輸入品に関する危険性の有無を判断できる仕組みになっています。
ただし、実際には食品衛生法をはじめとした法規が関係し、対象外となる物質もあるとのこと…。
実に日本人の2/3の人が「化学物質に不安を持っている」としながら、化学物質の使用をなかなか減らす事ができない現実…。
確かに、物の便利性等を考えると化学物質を簡単に減らす事ができないのも納得できなくもありません。
かといって化学物質を知らない間に摂取していると人体にはそれが蓄積し、「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」を発症するケースもあります。
化学物質は「目に見えない」からこそ怖いものと認識することが必要なのかもしれません。
「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」の対策としては、
(1)部屋の換気をよく行う
(2)新築やリフォーム時、建材は化学物質が少ないものを使用する
(特定の樹脂や防腐材を使用し、有害物質が出やすいことが想定される建材には、フォースターというホルムアルデヒドの放散量を示す規格もあります)
(3)キャッチャー材を使用する
等が挙げられるでしょうか。
ニュアンスは異なるかもしれませんが、
大きな分類でいえば、弊社の室内用塗料のヘルスコート
は上記の(3)に該当します。
また、床下の白蟻防除材のヘルスコ・キュアー
は防蟻性能だけでなく、各方向から安全性を検証し優秀な成績をおさめているので(2)に当たります。
その他に、記事の内容では実に69%の人が「化学物質の管理に関することを積極的に取り組むのは国」であると回答しています。
これには国策が必要であると感じざるを得ません。
もちろん国の対策が必要ではありますが、それを待って病気になってからでは遅いので、現状で自分たちでできることを実践し、健康に関わるリスクを減らすことが大事だと思います。