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世界中でコーヒー愛は続いています。特に韓国では真冬でもアイスアメリカーノを飲むほどコーヒーの人気が高いです。

通常、エスプレッソ1杯のカフェインは35mgで、このエスプレッソに水を加えて薄めたものがアメリカーノです。


もちろんカフェインの量は変わりません。カフェインの健康への影響については賛否両論がありますが、1日1~2杯のアメリカーノは健康に良いとされています。

コーヒーがもたらすウェルビーイング効果を紹介します。





体重減少

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コーヒーはダイエットに役立つ飲み物ですが、もちろん砂糖やクリームが入っていないアメリカーノという前提です。1杯のコーヒーミックスは約55kcalですが、アメリカーノは355mLで10kcal未満です。カフェイン以外にも多くの成分が含まれており、「テオブロミン」と「テオフィリン」、「クロロゲン酸」などが代表的です。これらは末梢血管を拡張して血液循環を促進し、新陳代謝を活性化してカロリーを燃焼させるのに役立ちます。

さらに、カフェインはペプチドYY(PYY)ホルモンの分泌を促進します。このホルモンは食欲を抑える作用があり、ダイエットに有益です。また、運動前にコーヒーを飲むと脂肪の酸化を最大限に引き上げ、脂肪分解に効果的です。




老化防止

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コーヒーというと「カフェイン」だけを思い浮かべる傾向がありますが、特に「ポリフェノール」成分が豊富で優れた抗酸化効果が期待できます。体内の代謝産物である活性酸素が増加すると正常な細胞を損傷し、老化を促進します。活性酸素と結合したポリフェノールが老化を抑制する機能を果たします。緑茶や紅茶にも多いとされていますが、アメリカーノには9倍以上のポリフェノールが含まれています。




集中力と憂鬱の改善

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カフェインは脳の神経伝達物質であるドーパミンの生成を刺激し、気分転換に役立ちます。ドーパミンのレベルが低下すると意欲がなくなり、集中できず、憂鬱な気分になることがあります。コーヒー1杯のカフェインでドーパミン分泌が促進され、疲労感が消え、気分が良くなり、集中力も向上して仕事の効率が上がります。




肝臓の健康改善

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コーヒーオイルの抗酸化成分である「クロロゲン酸」は、肝臓の炎症を抑制し、肝細胞を保護することで肝臓の健康に役立つとされています。慢性肝疾患の患者が毎日コーヒーアメリカーノを飲むと、肝臓がんに進行する確率が低くなるという研究結果もあります。また、脂肪肝の発生率が40%減少するという結果もあります。

香ばしいコーヒーのウェルビーイング効果についてご紹介しました。ただし、朝の空腹時のコーヒーは胃酸の分泌を促進し、胃の健康に良くありません。朝にはストレスホルモンが分泌されますが、カフェインがこれを促進し、過剰な状態になることがあります。

したがって、朝起きてから食後2~3時間後に飲むのが良い効果を得る方法です。





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