抗酸化作用や有害酸素予防、皮膚の健康維持に優れた栄養素「ベータカロテン」は、私たちが日常的に摂取する食品に豊富に含まれています。

ベータカロテンの効果と、自然食品から摂取できる代表的な食材をご紹介します。






ベータカロテンの効果



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ベータカロテン(β-carotene)は、500種類以上あるカロテノイド(carotenoid)の一つです。

ベータカロテンは体内に一定量を維持することで、有害酸素による癌、動脈硬化症、関節炎、白内障などの成人病を予防することができます。

体内のベータカロテン濃度を低下させる要因として、果物や野菜の摂取不足、飲酒、喫煙などが挙げられます。

 


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特に喫煙者の場合、ベータカロテンの血漿濃度がかなり低いと報告されているため、ベータカロテンの摂取に注意を払う必要があります。

 

 



にんじん


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にんじんはビタミンAとカロテンが体内に吸収され、視覚機能に影響を与え、視力改善効果で有名です。

実は豊富なベータカロテンが含まれており、継続的に摂取することで健康を保つことができます。特にベータカロテンは油に溶ける脂溶性ビタミンなので、油と一緒に調理すると60~70%に増えるため重要です。

 

 



干し柿



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干し柿は漢方で声を潤し、咳や痰に効果があるとされ、子供の下痢にも良いと言われています。

特に喫煙によって喉がいがらっぽくなり、痰が出る方には、冬の干し柿は良いおやつになります。豊富に含まれたベータカロテンも摂取することができます。

 

 



ほうれん草




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ほうれん草は豊富な繊維質を含み、便秘に効果的です。また鉄分や葉酸が豊富で貧血を予防することができます。

ほうれん草に含まれるベータカロテンは豊富である一方、カロリーが低いため、ダイエットを気にせず健康的に摂取できる食材です。

 

 



ケール


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ケールは繊維質、ビタミン、ミネラルが豊富で、カロリーが低いため肥満の方に良いです。
また、ケールはベータカロテンの含有量が多く、免疫力を向上させ、動脈硬化を予防する効果があります。

 

 



昆布



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昆布にはカリウムとラミニンという血圧低下物質が含まれており、高血圧予防に良いです。

特にベータカロテンとともに含まれるアルギン酸はコレステロールを低下させる効果があります。便秘予防にも効果的で、これは昆布の豊富な食物繊維が便の量を増やし、腸の通過速度を速めるためです。


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