心を編んだセーター
渡す事もできず
一人部屋で解く糸に
想い出を辿りながら

あの人が好きだった
悲しい恋の歌
いつも一人聞いた
古いレコードに傷をつけた


くりかえす声が 今もこだまのように
心のなかで廻り続ける

電話の度に サヨナラ言ったのに
どうして最後は黙っていたの
悲しすぎるわ




あの人を変えた都会(まち)
すべて憎みたいわ
灯り消して壁にもたれ
木枯しは愛を枯らす

せめてもう少しだけ
知らずにいたかった
春の雨に頬を濡らし
涙を隠したいから


遠く離れた事が いけなかったの
それとも夢が 私を捨てたの

もう誰も 私 見ないでほしい
二度と会わないわ
いつかこの街に帰ってきても


電話の度に サヨナラ言ったのに
どうして最後は黙っていたの
悲しすぎるわ




みなさん、こんばんは。

懐メロ?大好き、羽流花です。



さて。

今日は、心に響く曲ということで

1999年に46歳という若さで
亡くなれました、村下孝蔵さんの曲を
題材にさせていただきます。


私がまだ、恋だ愛だなんて
無縁だった頃に

「初恋」という曲がヒット。

中学の頃の、気持ちにかえり
胸が熱くなりました。


詩の意味もわからなかった
あの頃。


そして、お亡くなりになったことも
知らずに時だけが過ぎ。


「踊り子」を知る。


動画サイトに一日かぶりついていた。




そして。

今日、久しぶりに
動画サイトへ。


いろんな曲を出されていましたが。

私の第4チャクラを突き刺した。


それが
この「春雨」という曲です。



わたくしも、歳を重ね
村下さんの曲の素晴らしさを
再認識したしだいです。



今までも、いろんな歌い手さんが
いろんな名曲をカバーや
リバイバルとして歌い継いでいますが


村下さんのカバーを歌った人。
聞いたことありますか?


わたくしが知る限りでは
誰一人いません。



美しい声。


美しい日本語。


誰も真似できない。




見た目は普通のおじさん(失礼!)
ですが。
(元サラリーマンだった)



形どられた、日本語英語を並べた曲。

これから10年後
思い出すことができるでしょうか?


村下さんの才能。

それは「美しい日本語」を

歌として紡いだこと。


「五月雨は 緑色」

「夕映えは あんず色」(初恋)


あんず色って言葉。

すぐに出てきますかね・・・


ボキャブラリーにあふれ
心に残る言葉を届けてくれた。



村下孝蔵さんの曲は

村下孝蔵さんにしか歌えない

のです。



これから先も
出てこないでしょうね。



動画を見るたびに

透き通る声に魅了され。


ずっと聞いていたくなります・・・



いつか、機会があったら

つくばにある

ファンの方の為に建てたお墓へ

お参りに行きたいと思います。



セラピストのわたくしとしては

ある意味、ヒーリングミュージック。


今日はとても癒された一日でした。






羽流花




「春雨」 村下孝蔵