皆さまお久しぶりです。
2月の薬剤師国家試験に無事合格し、4月から某調剤薬局で働き始めました。

薬も、断薬症状が出ないように徐々に減量し、五月末ごろまでに完全にやめることができました。

もともと薬の効果を感じたことはなく、やめると断薬症状が出るから漫然と飲んでいただけなので、やめたからといって症状が悪化することもありませんでした。

晴れて就職でき、お付き合いしていた女性とも結婚のメドもたちました。

職場は職業柄女性がほとんどのところですが、皆さんいい人ばかりで、楽しく働いています。

仕事はなれないことばかりで、しばしば疲れ切って、気持ちまで塞ぎ込んでしまうこともあります。

覚えることばかりで、またしばしばミスもしてしまい、毎日頭がふらふらになってしまいます。

間違い無く、今までの精神状態では乗り越えられないほど毎日一生懸命ですが、昨年一年間のカウンセリングのおかげでなんとか乗り越えられています。

職場では、気が張っていて、またやることがたくさんあるので今までの病気のことはすっかり忘れているのですが、

最近になり、休日は朝からどんよりと沈んで何もやる気にならない日が出てきました。

つい先日も割と大きなミスをして、

それは患者さまに影響のあるものではなかったのですが、

それの後始末で、他の薬剤師の先生も一緒になって残業になりました。

私のせいで一緒に残る羽目になった他の先生方に大変申し訳なく、翌日のお休みの日、いつも通りどんより。

過去のどん底の頃と比べれば、1/5、1/10程度なので、マシなのですが、

恐れているのは、これが慢性化して、また元のようになってしまうのではないかということです。

どれだけ症状が良くなっても、再発の恐怖とはおそらく一生付き合っていかなければならないのでしょう。

去年のカウンセリングで、大まかな心の安定は得られたと思っていました。

しかし、これはあくまで復活への第一歩目。

大きな一歩ではあるものの、まだまだ不十分だと思っています。

これからの人生で体験する成功や挫折。

一つ一つのエピソードで、脆弱な心の骨組みを補強して、強固な心を作っていかなければなりません。

塗り固めていく個々のエピソードは、得てして逆にそれまで築いてきた心を崩してしまうかもしれません。

つまりなんらかのエピソードの衝撃に耐えられず、昔に元どおりになりかねないということです。

降りかかるエピソードを受け止め、消化し、自身の心の糧とできるかは、僕の心次第です。

とても繊細で、難しい匙加減の作業です。

例を変えます。

焚き火を想像してください。

火の勢いは、個人の心の状況であり、燃やす薪材は日々降りかかるエピソードだと思ってください。

火の勢いが弱い時、たくさんの薪を入れてしまえば、火は消えてしまいます。

一方、火が燃え盛っているときは薪を入れれば入れるほど火はますます大きくなります。

今の私に必要なことは、私の中にやっと燃え始めた小さな火を消さないように、少しずつ薪を投入し、徐々に火を大きく育てていくことです。

もちろん投入される薪の量は私では調節できません。

私にできることといえば、少しでも投入される薪に対応できるよう、ちゃんと食べ、ちゃんと寝、火を少しでも大きく維持することだけです。

そして最近は、休日のたびになぜか心の火が消えかけていて、いつ消えるか心配なのですね。

心配。