専門雑誌 セラピストに
タッチング特集にて掲載されました
お読み頂けたら嬉しいです(*^^*)
いつもお読み頂き
ありがとうございます☆
今年は入籍して15年となります。
10年記念年のとき
私は密かに期待していました。
指輪…貰えるかな?って
でも、貰えませんでした
その頃 姫は赤ちゃんだし、私も病気を抱えしんどかったから、夫は自分の患者さんを同僚に任せ、家のことをほとんどやり、その影響で収入は一気に減りました。
だけど、仕事と家事と私の看病で寝る間もなく働き続け、医療費がどんどんかさむ不安…病名を貰えない夫の方が弱音も吐けずボロボロだったんじゃないかな。
私に指輪をあげるどころじゃないよね。
でも、私は
なんだか悲しかったんです。
最低限の生活さえ限界を越えて頑張ってくれているのに、求めてしまう私。
指輪をくれない=愛されてない?
どこかでいじけてしまっていて 夫に
「お願いだから、15年では買って…」
と頼みました。
夫はそのとき、
「なんで? 指輪が感謝の気持ちを表すものなら、俺だって何かをもらいたいよ。こんなにやってるのに俺の気持ちが分からないの?」と温厚な夫が静かにきれていました。
そりゃそうだよな
分かっているけど…
プロポーズも貰ってなかったし、不器用な夫からは優しい言葉もなかなかもらえない
尽くしてくれる愛は見てるけど
与えてくれる愛に飢えていた。
だから
形としての愛が欲しかった。
そして5年経ち 最近になって
「指輪はどんなのがいいの?」
と声をかけられました。
「覚えてたの?」と聞くと
「あの日からずっとお金を貯めてた」
って…
うぅ~
くぅ~
急激に何かが溶けていきました。
そしてその言葉から数ヵ月後
私は指輪を辞退致しました
指輪なんていらない。
セラピストだから、
施術のときははずすし
過去3回
はじめて貰った指輪
婚約指輪
結婚指輪
全部無くしてるから
(あ、結婚指輪は出てきました)
(→今さらの暴露)
たぶん…
きっと…
その言葉だけで
よかったんだと思います。
「気にかけているよ」
「大切に思っているよ」
その感覚だけで
満たされた…
「なんじゃそりゃ!!」
ずっこける夫。
でも、見逃さなかったよ。
お金が浮くからかなり安堵していたね
めんどくさい嫁…
そんなときも猫は
めんどくさそうに
見守ってくれています