いつもお読み頂き
ありがとうございます。
子育て。
それは
とても孤独なものなのかもしれません。
街中で子供を怒ったり
子供が泣いていたり
それだけで 周りが冷たい目をむけ
「なんて親だ・・・」
「親のケアが必要かも」
「こどもがかわいそう」
などと言われてしまう。
ほんの一部分
切り取った瞬間だけで
判断されてしまう現代。
そういえば先日
東京付近の駅で
赤ちゃんを抱っこしながら
畳んだベビーカーをもって
電車を降りようとした方を
手伝いました。
するとびっくりされていて
「大丈夫です。大丈夫です。
すみません！！」と
必要以上に謝っていました。
あぁ・・・
いつも気を使ってらっしゃるんだな～～と
数年前の自分を振り返ります。。
私の地域は福祉系に
かなり配慮されている町です。
施設は勿論人も皆優しくって
お互いさまで 手伝える人が
手伝いを要している人に
当たり前のように手伝ってくれました。
なので そのつもりで
手伝おうとしただけだったのですが
別のところでは
「抱っこはもうできない！
っていってるでしょ！」と
大きな声を出すお父さんと
「抱っこ！抱っこ！！
」と泣く
3歳ぐらいの女の子がいました。
外から見れば
「小さいのだから抱っこぐらいしてあげればいいのに」
と映るかもしれません。
でも、事情があるかもしれない。
どうやら
今までずっと抱っこだったらしく
お父さんも限界に近かったようです。
泣き叫ぶ女の子に
泣き叫ぶかのように声を荒げるお父さん。
駅のエスカレータ―前に
エスカレーターを塞ぐようにもめていました。
ブーツを履いていたので
カツンカツン 音をさせちゃう
私が近付くと
お父さんが女の子を自分のところに引き寄せ
通路を空けてくれました。
そんなつもりはなかったのだけど
抜かすのもどうかと思ったけど
これもいい機会かな。。。と思い
「すみません。」とお父さんに頭を下げ
「ありがとうね」と女の子の顔に近づくように
膝をまげてお礼を言い
通り過ぎました。
なるべく やわらかい言葉の響きを意識して
すると 女の子は一瞬顔を誇らしげにして
照れくさそうに微笑み
お父さんは安堵したような顔をしました。
後ろから聞こえてきた会話は
「あとすこしだから頑張ろうね」
「うん」
というものでした。
私も安堵・・・
私のやり方がうまくいく時ばかりじゃないかもしれない。
状況によっては
専門のところに通報した方がいいかもしれない。
それでも、第三者が
ほんのちょっと アクションを起こすことで
引き返せなくなった感情を
ニュートラルなところに
戻せることもあります。
すぐさまジャッジをするよりも
自分のできそうなことで
自分も世界の一部だと意識することで
誰かの 何かに なれるかもしれません。
そんな社会で
姫には生きてほしいな～～
