私ががん患者様のトリートメントを
依頼されたとき
正直 はじめは怖かったです。
自分のせいでひどくなったらどうしよう。
想いが深くなってしまい
(私は確実にそうなる・・・）
その方を失ったとき
私はどうなってしまうのだろう。
そんな不安の中でした。
実際にはじめてお別れの報告を受けた方の
衝撃は今でも忘れることができません。
泣いて泣いて泣いて・・・
寂しくて 悔しくて もどかしくって
セラピストである私の力量不足を責めました。
わざわざなぜ自ら
つらい結果が見えやすい環境に
私は身を置くんだろう・・・
自問自答も繰り返しました。
当時産婦人科で勤務していましたから
誕生という一大イベント環境下の
キラキラした命の煌めきとはほど遠い
対照的な場所に思えたのです。
（実際はどちらも本当にキラキラしています）
それでも、私には
アドバイスを請える恩師がいて
施術する隣の部屋には
癌を熟知しているドクターがいて
すぐに助けて下さるベテラン看護師がいて
やっていいこと
したほうがいいことを
的確に導いて下さり
無我夢中でした。
（今もかな
）
そのうちに
私の感情なんて
どうでもいいと思うようになりました。
私が傷つこうが
悲しもうが
癌と向き合って
今という時を生きている方のために
その時間の全てを費やそう。
そう割り切ると
エゴが消えていきます。
治そうとか
アロマがすごいことを知ってもらおうとか
私の存在価値を見出そうとか
そういうことではなく
その方が
その瞬間だけでも
恐怖や痛み以上の湧き上がるもの
その存在がまだあることを
ご自身の力で知れたら・・・
ただ ただ それだけです。
なので、使う精油量も
安全であることが大切。
すぐに効果が感じられる濃度、精油、手技をし
危険との駆け引きはする必要はなく
お声をかけながら
時には「ちょっと違うんだよな～～」というお声も
出してもらって、その方に一番合う
施術を作り上げていきます。
病気治療中って
指示だけされて
我慢ばかりのことが多いので
ひとつでも
すこしでも
自分の感情・言葉で言えるよう。
はじめは褒めて下さることしかしない方々が
素直に自分はこうしてほしいと
言ってくれるように努めます。
ドロドロとしたものが出てきたって
それが終わった後は不思議と
生きていることの愛おしさ
そして潔さに 皆さん
変わっていくのをみてきました。
その中で 元気になられた方を見送ると
本当に本当にうれしくなります。
お別れをすることになったとしても
アロマを受けて下さっているときの
本当にうれしいと涙を流されている瞬間や
癌という病気、痛み、恐怖、孤独の中で
違ったものが湧き出た一瞬に感謝し
レイキの光に託せるようになりました。
私はなぜこの場所で
セラピストをやっているのか。
正直いまだに分かりません。
でも、今は
この場所が
私のいる場所のようです。
～レイキふれあい実践会開催します～
2月28日(金） 10時～13時
参加費：1500円
参加条件：レイキを知りたい方、
深めたい方なら誰でも！
場所：ヒーリングルーム月の花
持ち物：ノンカフェイン飲み物・ハンドタオル
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