ほわり、ほわりと雪が降るように、花びらが舞うように、
祝福の花が降りてくる。
あなたを取り巻く色が変わり、景色が映ったことに気がつくだろう。
彩りが、グラデーションが、はっきりした世界を感じる人もいるだろう。
眠っていたのではなく、確かに見ていた世界のはずなのに。
すでに手の中にたくさんのものを握りしめていたことに気がつくだろう。
手を開き、降りてくるものを受け取ろう。
握りしめていたものは、あなたにとってお役を終えたものがほとんどだから。
一つ、二つ残ったものを大切に大切に、優しく手を結んでみよう。