気がつかないうちにせき止めている小さな点のような滞り。
ポツポツとそこにあるその滞りは少しずつ広がり、大きくなる。
気がついたときにはすでに胸が苦しくなるくらいの大きさになり、驚きとともに青ざめる。
呼吸の浅さは命取り。
あなたの思考を麻痺させる。
油断することなく、自らに発破をかけるのでもなく、ただ淡々と滞らせずに歩むこと。
丁寧に、そして注意深く、勢いにまかせるのでも、無理をするのでもなく、粛々と。
顔を上げて、周りを良く見る。
我が身を良く見よ。
気がつけるのは自分だけ。
誰のせいにするでもなく、何かのせいにするでもなく。
流れを留め、澱ませることを選んではいけない。
その澱みから生まれるものは、すべて澱んでいくのだから。
清い流れを静かに見つめ、静かな流れに身を任す。