人生は選択の連続ですが、時にはどちらを選んでも不安や後悔する可能性があって、なかなか決断できないとき誰にでもあると思います。仕事、結婚、人間関係、病気など、ただ、どちらの靴がいいか迷うときの何十倍、何百倍も重要なことに思えるときです。
そんな時、私たちはよく人に意見を求めたり、自分でいろいろと調べたりして、最良の決断をしようと試みます。ある人は誰にも相談せずに、自分が良いと思ったものを選べますが、ある人は、人の意見を聞きすぎて、何が良いのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。
選んだ後でも、「もしかして私の選択が間違っていたのかも」とか「もしもう一つの方を選んでいたらどうなっていたのだろう」とか、選んだときは、それがベストな選択だと信じていたのに、それが本当に良かったのかわからなくなってしまうときもあります。
今回、友達がとっても心打たれる本を貸してくれました。木村秋則さんの『すべては宇宙の采配』です。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で無農薬、腐らないと評判のりんごを育てている人として取り上げられた方なので、ご存じの方もたくさんいるのでしょう。
木村さんの龍神や宇宙人や臨死体験もおもしろいですが、8年以上もかけて絶対不可能だといわれる、肥料や農薬を使わないでりんごを実らせることに成功された苦難と葛藤の日々のお話が、すごい人だなと思わずにはいられませんでした。これを読まれた方はきっとよく諦めなかったと感心されるでしょう。
また、言霊の大切さ、生きているモノだけではなく、すべてのモノに想いが伝わることを再確認しました。すべてのものに言霊や感情の波動は伝わるのでしょう。
木村さんは自分が良いと信じたことを最後まで諦めませんでした。村八分の状態になっても、収入が途絶えても。そんな状態でも我慢して、サポートし続けてくれた家族があったのも事実です。村中の人のいうことを聞いていたら奇跡は起こらなかったでしょう。成功する確率や、人の中称、立場などすべて削ってみて、「やっぱりこれがしたい」と心が思うことは、宇宙がサポートしてくれるはずです。もちろん、最後まであきらめなければ。
私の庭にあるレモンの木。肥料をあげないと死にそうだと思っていましたが、木村さんの手法を試みてみようと思います。