夫婦で漢方薬生活
よければ漢方妻と漢方夫の漢方記事を読んでくださると嬉しいです
色んな場面で頼りになる漢方薬を頓服として持っておくと便利！
足がつった時のお薬として有名な芍薬甘草湯（しゃくやくかんぞうとう）
こむら返りに効くお薬です。
これを飲むとすぐに効果があらわれるので、みなさんはもうすでにお存じかと思います！
この芍薬甘草湯は優れものでぎっくり腰にも10分ほどで効果を実感できます
芍薬甘草湯は内臓の筋肉のけいれんによる痛みがある時に使います。
尿管結石の痛みを和らげてくれたり、胃痛や腰痛、頭痛、生理痛にも効果があります
実際、私も生理痛の時と、頭痛の時に芍薬甘草湯のお世話に何度もなって助けられています
痛みを感じたら、即飲むのが一番に効果があらわれます。
痛みを我慢して辛い思いをするよりも、すぐに芍薬甘草湯を飲んで痛みを取り除きたいものです。
そういうわけで何か痛みがあった時のお守りとして、芍薬甘草湯を持っていると大変便利です
次に、のどの痛みには桔梗湯（ききょうとう）です。
これは芍薬甘草湯よりも即効性があり驚かされる漢方薬です
のどの痛みであれば、風邪からくるのどの痛みや、カラオケで歌いすぎたガラガラののどの痛みにも効果があります
要はのどの痛みなら桔梗湯で痛みが取れます！
痛みは取れますが、決して炎症が取れたわけではないので、桔梗湯を何度か飲み続けると炎症は治まります
口内炎にも効くので、桔梗湯はおススメです
市販で、桔梗湯トローチが販売されているので、声を使ってお仕事される方には、もしもの時に備えて持っておくといいかもしれません！
芍薬甘草湯も桔梗湯も甘草が配合されているので、甘い味がします！
決して漢方薬のあの独特の苦みがないので、すんなりと飲めるお薬です
片頭痛に悩まされている方には、呉茱萸湯（ごしゅゆとう）を試してみてください。
吐き気を伴う頭痛、吐きたくなるほどズキンズキンするという頭痛に効果があります。
頓服としても使用ができ、３０分から１時間ほどで効果が実感できる優れものの漢方薬です
この呉茱萸湯には呉茱萸という生薬が止痛作用をもたらします。
しゃっくりに効果があるので、しゃっくりが続いて気になる方は、呉茱萸湯を試してください
二日酔い、めまい、飛行機の離着陸時の耳の変調には五苓散（ごれいさん）です。
五苓散はむくみ、口渇、下痢、嘔吐、排尿困難といった水はけが滞っている時に効果があります。
これらの症状は、口は渇いているのに、足はむくんでいるといった、体の中の水分バランスの偏りからくるものです
五苓散は体内の水の流れを整え、体内でバラバラになった水分バランスを均等にする効果があります
五苓散には、外に水分を出す作用があるため、二日酔いの原因となっている代謝物を排出する作用とともに、
二日酔いの症状を改善する効果もあります。
喉の渇きがあり、尿量が少ないという症状がある上で、二日酔い症状がある場合に、五苓散を服用するのがとても効果があります
二日酔いの予防として飲む場合には、お酒や食事をとる前に飲むのが効果的です
二日酔いの症状時には、食前に飲むようにしましょう。
お守り代わりにこれらの漢方薬を備えておくと、手元にあるだけで、安心できますし、痛みのある場合などは非常に頼りになります。
私は、芍薬甘草湯を常備しています。
毎日飲むお薬ではないですし、痛みのある時にお世話になるので、芍薬甘草湯を欠かせません
