こんにちは、漢方夫です。
前回の続きからお話ししていきたいと思います。
漢方生活*近況報告
白朮(びゃくじゅつ)の入った漢方薬、その名も
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
分かりやすく言うと、この漢方薬はふらつきやめまいに効く漢方薬の代表選手です。
気が虚している気虚証の方、ストレスで気分がさえなく、頭痛やめまいのする方にはもってこいの漢方薬です。
私自身の今回の症状は首の張りを強く感じ、また頭重感や頭痛がありました。
それにより、イライラ感と全身のだるさも伴っており今振り替えると大変しんどい週始めでした。
今現在はそれらの症状も無事治まり、比較的睡眠もとることができています。
8年の勘といいますか、自分の身体のことはだいたい把握していますので…
証を間違えることもあります
その一週間前より少し体調が悪くなってきて朝早く目覚めたりしていましたので、
不眠に効く柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)を用いておりましたが、
今一つ効き目がよくありませんでした
その結果をふまえて再度用いましたのがこの半夏白朮天麻湯でした。
ズバリ的中🎯
活躍ありがとう。
そしてご苦労様
毎年この季節になると体調を崩しやすくお世話になる漢方薬でもあります。
本当に感謝をしています。
人間の本来備わる自然治癒力を見事に高めてくれます
そのためには日頃より自身の健康に気を付けていなければなりません。
その日々の積み重ねと漢方薬の効き目がひとつになった時、
計り知れない巨大なパワーを実感して手にすることができます
血虚証に用いる四物湯(しもつとう)と
併用して今現在も気虚証に用いる
半夏白朮天麻湯を服用し続けています。
ちなみに、四物湯ですが、
体力虚弱で、冷え性で皮膚の乾燥、血色の悪い体質で胃腸障害がないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え性、しもやけ、しみ、貧血、産前産後の疲労回復に適す
と記されています。
(→販売登録者試験においてもこのまま過去に出題されていました)
つまりは、これがいわゆる血虚証です
四物湯は男性よりも血管の細い女性向けであると思います
配合生薬は
当帰(とうき)
芍薬(しゃくやく)
地黄(じおう)
川芎(せんきゅう)
で構成されています。
これは少し余談で、生薬のことは漢方妻に任せたいと思いますので
この四物湯をベースにして展開される漢方製剤は複数あります。
ご婦人病に用いる漢方薬をチョイスする際には避けては通ることのできない処方ではないかと私自身は考えています
ただし、四物湯を単体で用いることはあまりなく、他の漢方薬と併用して用います
私自身は調子のいいときは、この四物湯に六味丸を併用して服用し続けています。
まあ~いずれにしましても長期服用することのできる安全な漢方薬ではないでしょうか
急ぎ足で、私が今現在用いています漢方薬のことについてお話をさせていただきました。
お付き合い頂きありがとうございました。
今日はこのへんで…