いつも8月15日の



終戦記念日になると



テレビでは 戦争の悲惨さと 追悼の番組が放映されます



でも それを過ぎると ほとんど放映されなくなります!



私は リアルタイムでは 戦争を体験していませんが



両親は リアルタイムの戦争体験者なので



よく 話を聞かされました





母はよく話してくれますが



すでに他界した父は よほど辛い体験だったのか あまり話してくれませんでした





私が この時期になると 思い出すのが



両親から 聞いた話ではなく





50年も前の話になりますが・・・





新潟市の下町 窪田町(日和浜のすぐそば)の



長屋に住んでいた時のことです





隣に 当時50代くらいの 女の人が住んでいて



その人は いつも七輪でサンマを焼いていて



一人で食べていました。





そこに行くと 優しそうに ぼく 食べていくか? と



聞かれたことがあるのですが



その当時8歳くらいだった子供の私は



あまり魚が好きではなかったので・・・



いと言って食べませんでした。





もちろん 今は 魚 大好きですが・・・





いらないと 言うと その 人  は 寂しそうな顔になりました。





あとで 聞いた話ですが



その人 は 戦争で  ご主人とお子さんを亡くされて



独り身で 生活していたようです





私は この時期になると  その人の 優しさの裏にある



何とも言えない 寂しそうな表情を思い出してしまって





戦争が 引き起こした結果の





悲惨さを 感じずにはいられません。