「体の声をもっと聞いてください。」というと、「どうやって?」と質問されることがあります。難しく考えないでください。疲れたなあ、と思ったら無理せず休みを取る、体が冷えていると思ったら、太陽にあたる、ということなんです。こんなシンプルなことなのに、なかなか実行できない人が多いようです。疲労が蓄積しているのに、更にまだ頑張ろうとしている人に何人もお目にかかってきました。という私もOL時代は無理して、疲れて、倒れて、なんてことを何度か経験しました。反省・・・



ある友人から、こんな相談を受けました。「最近、お肉を食べると体がかゆくなるのよ。」これはまさに、体が発している声です。彼女の内臓の一部が弱り、油を消化する能力が衰えていて、そのような反応を起こしているのかもしれません。あるいは、彼女が敏感になっていて、お肉を食べる度に、その動物達が殺された時の恐怖のエネルギーを感じ取っているのかもしれません。



いずれにせよ、「お肉」を食べることで体が好ましくない反応をしているのですから、それを体が発するメッセージと受け取って、体に何らかの答えを与えてあげること、この場合は、一番簡単なのは、「お肉を食べることを控える。」それが、「体の声を聞くこと」になるわけです。



でも彼女はこう言いました。「それはわかっているけど、家族全員お肉が好きだから、どうしてもお肉を使ったメニューばかりになるのよね。私1人で違うもの準備するのも面倒だし・・・。」



彼女が最終的にどのような選択をしたかわかりません。確かに、食事のメニューを増やすことはそんなに簡単なことではないでしょう。でも、このまま体が発するメッセージを無視していたら、かゆみは止まらないし、無視され続けることで、体が更なる強いメッセージを送ってくるかもしれません。



シンプルな形で常時体の声を聞くことができれば、健康上のトラブルの多くは、早期に解決できるように思います。



疲れたら休む、喉が渇いたら水分を採る、体が冷えたら温める、体に合わない食べ物は食べない、体に合わない素材は身につけない、体が凝ったら運動する、などなど。こうやって文章にすると、とても簡単なことばかりで、誰もが頭では承知しているんでしょうね。でも私の友人のように、「体の声」に抵抗する理由を考えて、なかなか実践できていない人が多いので、ここにアップさせていただきました。



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